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あじ玉チャーシュー麺(あっさり)【2005年5月】|麺屋武蔵@新宿

このページは、「麺屋武蔵 新宿本店@新宿(新宿区)」に掲載されているそれ以前の実食レポートです。
麺屋武蔵新宿本店-あじ玉チャーシュー麺
 本日は「あじ玉チャーシュー麺(あっさり)」。げんこつ・鶏ガラをベースに石巻産秋刀魚の煮干し・羅臼昆布・椎茸などをふんだんに使ったスープは凛然とした和の味わいだ。節系の出汁の摂り方は完璧なまでに熟知している。無化調で芳醇な旨味を出せるのは潤沢な素材を惜しみなく使えること。原価率が高くなってもそれができる集客力をもっているからこそできるものといえよう。一日に来店する人数が少ない店では到底真似できない。

 一口飲むとエビ油の香ばしい香りと柚子の柑橘風味が口の中に広がる。旨味と香りが重なり合い体中に染み渡る。柚子の香りは以前は後から出てきたが、最初からこの風味が強めに出ている。

 平打ちの中太麺は弾力性があり、モチモチっとした食感でスープをよく持ち上げる。「大栄食品」製から、札幌に本社がある「カネジン食品」製に変わった。

 チャーシューは以前のふくよかな肩ロースとは違い、豚バラの巻きロールになり箸でホロホロとほぐれる感じのものになった。メンマは平たい形状の歯応えの良いもの。あじ玉は黄味がトロリとしたもので、常温保管ではないので冷たさを感じる。卓上には「辛子味噌」が置かれているが、味が変わるので好みで入れるのが良いと思う。通常の味とは違う、期間限定メニューも時々提供されるので、それを目当てに行く楽しみもある。

 「麺屋武蔵」の登場は、東京における新しいラーメンステージの牽引役としての多大な功績がある。その完成度の高さ、影響力、そしてその地位は揺ぎ無い不動のものと言えよう。ただ、絶対的なものと言い難いのは、スタイルは違えども肉薄するような完成度の高いラーメンを提供するお店が続々と登場しているということだ。

【掲載】2005年5月 【行列】28人 【らーめんの王様】★★★★★
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