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味玉特級中華そば【2011年2月】|ラーメン凪 特級中華そば@西新宿

このページは、「ラーメン凪 特級中華そば@西新宿(新宿区)」に掲載されているそれ以前の実食レポートです。
ラーメン凪 特級中華そば@西新宿-味玉特級中華そば
 本日は「味玉特級中華そば」。「竹岡式ラーメン」や、「八王子ラーメン」を彷彿(ほうふつ)させるビジュアル。使用する煮干しは、脂ののりが違う2種類の煮干し+えぐみの少ない長崎産白煮干しを使用。

 スープは濃い醤油色。顔を近づけるとほのかに香る煮干しの匂い。
 一口飲むと煮干しの味わいと醤油の旨みが、口の中に広がる。ホロ苦さは僅かに感じるが、嫌みはない。
 食べ進むと煮干しの風味は微香性に変わり、味の方に強さを感じる。煮干しのエッセンスを抽出したというよりは、大量に煮出したという感じ。
 煮干しに負けじと濃いめなのがカエシ(醤油ダレ)。醤油の味の中に優しい甘みが感じられて、美味しい。
 
 麺は中(太)のストレート麺。デュラムセモリナ粉をブレンドした自家製麺。固めの茹で加減で、加水率は低く、パキッとした硬さがある。
 最初のうちスープの馴染みが弱いが、徐々に馴染んでくる。歯を立てればパッツンと切れる歯切れの良さ、噛みしめれば小麦粉の風味が弾ける。

 具のように添えられているのが、もう一つの麺「一反も麺」。3枚載っている。メニュー上の表記は、「一反もめん」や「もめん」と変わることもある。これは、水木しげる原作の「ゲゲゲの鬼太郎」の中に出てくる“布”が妖怪になった「一反木綿(いったんもめん)」に由来する。
 布のような幅広の麺で、ワンタンの皮のようにも見えるが、例えれば「ひもかわ(※キモカワではない)」に近い。トゥルンとした口当たりの良い滑らかさで、モチモチとした食感。スープによく合い旨い。

 具のチャーシューは、バラ肉のブロックチャーシューが2個。角煮のようなトロトロとした肉の柔らかさで、肉の旨味も閉じ込められている。味玉は、味付けは薄めで、黄身がトロトロとした絶妙な半熟具合。メンマは拍子木状で、シャクシャクとした柔らかい食感。玉葱のみじん切りは、甘みが出て、濃いめのスープの味をリセットしてくれる。他の具は、海苔。

 個々にしっかりとした主張をもたせながら、調和のとれた一杯。

【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
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