らーめん自由区・東京ラーメンガイド品川区のラーメン店リスト>六厘舎@大崎
六厘舎・閉店
ろくりんしゃ
【所在地】東京都品川区大崎3-14-10 【お店の地図】
【定休日】火曜
【営業時間】11:30〜スープ切れ(〜15:00頃)
【最寄駅】JR山手線 大崎駅 徒歩8分

【メニュー】
 ○中華そば650円
 ○つけめん750円、あつもり750円、にくみそ800円
 ◆大盛り+100円、特盛り+200円
 ◆豚のせ+300円、豚ほぐし+150円(つけめん専用)、味玉(半分)+50円、他

【系統】東池袋大勝軒系東京ラーメン

【お店について】
 2005年4月創業。わが国を代表する電機・機械等のハード関連のメーカーが集まっている大崎駅周辺。その西口を出て「ニュー大崎ビル」の左側の細い道をとぼとぼと道なりに歩いて行くと百反通りに突き当たる。そのT字路の角にあるのがこのお店。店名が小さく書かれた白の暖簾と提灯が目印。

 ダークブラウンを基調とした店内はカウンターのみ12席。カウンターの後ろの通路が狭いので移動には苦労をする。壁には「人生の試練に打ち勝て・山岸一雄@東池袋大勝軒」の色紙が飾れ、スタッフのお揃いの濃紺のTシャツには「池袋大勝軒」の文字が入っている。看板メニューがつけめんということでオーダーの大方はこちら。そして、つけめんの麺の量が310g、大盛りは450〜470gということで、茹で時間の関係上、カウンターに座ってからの待ち時間はかなり長い。ご主人は上品なラーメンではなく、ワイルドな男のラーメンを目指しているそうだ。
六厘舎-中華そば
 本日は「中華そば」+味玉。豚骨、鶏ガラをベースに豚足、豚の挽肉、モミジ等の動物系と煮干し、鰹の粗削り、鯖節の魚介系をブレンドしたダシ。まず最初に目に留まるのが、盛り塩ならぬ小さな海苔の上に載った魚粉。いきなり混ぜるよりは徐々に溶かす方が良さそう。豚足やモミジのダシが強めに出てトロンと乳化したスープ。魚介の濃厚なダシもギュッと詰まっている。スープは魚粉がなくても充分魚介の風味が強い。なぜか沈まぬ小さな海苔の上に載った魚粉。これを時折溶かしながら食べ進むと最後まで魚介の風味を維持することができ美味しい。

 麺は大きくウェーブのかかった太縮れ麺。開店当初は「亀製麺」製だったが、途中から「浅草開花楼」製に切り替え、特注麺を取り寄せている。柔らかめで滑らかな麺を予想したが、意外にも硬めの締まった麺。小麦の香り高い甘味を感じさせる味に、モチッとした歯応えのある食感が美味しい。量が多めで食べ応えがある。チャーシューは4mm厚のバラロールで柔らかい。味玉はデフォルトで1/2入っているので、+50円で1個になる。黄味がトロリと流れる絶妙な茹で加減。メンマは柔らかめだが、程よい味つけと噛むとシャキッとした食感もある。その他の具はナルト、粗みじんのネギ。

 東京ラーメンを語るのには外せない東池袋大勝軒。現代のラーメンシーンにおいてはやや古典の域に入った感じもするが、殿堂入りのお店であり、功績も輝かしい。その東池袋大勝軒ブランドを掲げたお店の大半は味を守るのが精一杯で、オリジナリティーを出すまでには至っていない。そのあたり、攻めの姿勢を感じさせるのがこのお店。Tシャツの文字が「六厘舎」に変わった時、輝きがさらに増すことと思われる。
【掲載】2006年2月 【行列】6人 【らーめんの王様】★★★★★
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