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中華そば 多賀野|荏原中延駅(東急池上線)

店舗基本情報

ラーメン遺産 殿堂入りの名店
ちゅうかそば たかの
【所在地】東京都品川区中延2-15-10 【お店の地図】
【電話】03-3787-2100
【定休日】火曜・第2水曜 ※火曜日は、創作つけ麺「RAMPoW」として営業(11:30-15:00頃)
【営業時間】
 ○11:30-14:30頃/18:00-20:30頃(平日)
 ○11:30-14:30(日曜・祝日)
【最寄り駅】東急池上線 荏原中延駅 徒歩30秒

【メニュー】
○中華そば680円、
○粟国の塩そば730円
○酸辛坦めん730円、ごまの辛いそば830円
◎豚鴨のつけそば730円、粟国の塩つけそば830円、からいつけそば830円
◇煮玉子・(小池さん秘伝)温鮮玉子・のり・バター・コーン各100円、味付け燻製玉子150円、メンマ120円、ちゃしゅう250円
◇トッピング特製A(味付け玉子+ちゃあしゅう3枚+のり3枚+メンマ増量)220円、特製B(温鮮玉子+ちゃあしゅう3枚+のり3枚+メンマ増量)220円
□多賀野丼150円、お持ち帰り冷凍つけ麺・2食入り-(豚鴨醤油味+豚鴨からい味)1500円

【限定・これまでのメニュー】
味噌中華そば750円、玉子のあつもり750円、酸辛担めん700円、他

【系統】中華そば系東京ラーメン

【お店について】
1996年4月20日創業。
「麺屋武蔵」「青葉」「くじら軒」などの名店が続々と登場した「96年度組」と呼ばれているお店の一つ。
屋号は、女性店主の高野多賀子さんの名前を捩(もじ)ったものが由来。

女性店主の高野多賀子さんは、元々は専業主婦。
最初は、昔から食べていた荻窪の中華そばをモチーフに自分なりに再現し、更にブラッシュアップ(磨き上げる)させ、家族や知り合いに振舞っていた。
そのうちその味が評判を呼んだのをきっかけとして、一念発起して「多賀野」を開業した。

創業地は、現在の場所とは違う「中延」。
寿司屋の居抜きで、狭かったそうだ。
当時、カメラマンだったご主人(亭主)は「兼業」で店を手伝い、現在の場所に移転後に「多賀野」の営業のみに専念するようになった。

多賀野@荏原中延-店舗外観
多賀野は、東急池上線の荏原中延駅の改札口を出て直ぐの好立地。
木製の「中華そば」の文字の入った看板が目印。
土曜、日曜は行列が出来る。
行列がある場合、店舗入口に近くなったら一旦列を離れ、券売機で食券を購入し再び列に戻る。
そして、スタッフが食券を回収しにくるので、その時に渡すというシステム。

多賀野@荏原中延-店内
店内に入ると左手に券売機がある。
カウンター席の手前に冷水器があるので、セルフでコップに水を入れて席まで移動をする。
L字型カウンター12席とテーブル1卓の4席。
卓上には、ギャバンの胡椒・酢・すりおろしニンニク・辛味調味料・食卓塩などが置かれている。

カウンター席より厨房内の様子がよく見え、夫婦二人三脚で調理をこなしていく工程が垣間見られる。
ご主人(亭主)の担当は、スープの仕込み・麺を茹でる・丼鉢にスープを注ぐこと。
店主の多賀子さんは、具を切り分ける・盛り付ける作業を担当している。
お弟子さんのスタッフ2名が、洗い場、ホール係を担っている。
BGMは、主に多賀子さんが好きな「サザンオールスターズ」の曲が中心。

使う食材は、豚・鶏・玉子・野菜など国産品を使用。化学調味料・食品添加物などは、極力控えているとのこと。
スープの素材は、ゲンコツ、大山地鶏、北海道の昆布、季節で産地を変える4種類の煮干、亀山の焼節、葱、玉葱、ジャガイモなどで、弱火で4時間煮込んだものがベース。スープが煮詰まらないように、昼夜2回スープを作る。
注文直後に、手鍋で煮干出汁を取り、それを仕上げに加えている。
タレは、極上天然醸造醤油を使った醤油ダレと沖縄粟国島の天日塩を使った塩ダレの2種類。

使用する麺は、当初は「丸山製麺」製、現在は「世田谷大栄食品(株)」製のかん水少なめの麺を使用している。
チャーシューは、バラ肉とモモ肉を使用し、塩漬けして余分な脂分を落としてからボイルしたもの。
玉子は、煮玉子・温鮮玉子・味付け燻製玉子の3種類を用意している。

定休日である火曜日には、セカンドブランド「創作つけ麺 RAMPoW」を開き、普段ご夫婦のアシストをしている若手従業員が中心となり、普段の「多賀野」とは異なる創作つけ麺を提供している。

実食レポート

多賀野@荏原中延-ごまの辛いそば
本日は「ごまの辛いそば」
多賀野流の担々麺。
2006年11月に、日清食品から商品化(カップ麺)されて全国販売されたメニュー。
その時のキャッチコピーは「歴史に残したい仕事人の一杯」。

スープは動物系と魚介ベースの出汁に、胡麻ペースト、ナッツ、豆板醤を加えたスープ。
提供直前に、上からラー油をかける。

スープの表面は、ラー油の鮮やかな朱色が広がっている。
通常の担々麺と比べると辛味は抑えめ。
魚介の香りと鶏の旨味が程好くブレンドされた味わいに、胡麻の心地よい風味とコクが満ち溢れた担々麺に仕上がっている。
出汁の旨味が効いているので、単に辛いだけではなく、スッキリとした味わい。
まろやかな味噌の贅沢な味わいも楽しめる。

麺は中太の平打ち縮れ麺。
製麺所に特注の卵麺。
通常、担々麺には細めのストレートを使うお店が多いが、太いものを合わせている。
ツルツルと滑らかな啜り心地で、噛むとモッチリとした食感で美味しい。

具は、白髪ネギがこんもりと盛られ、刻みネギもスープの表面にたくさん浮き、ネギ尽くし。
チャーシューはモモ肉のブロック状のものとバラ肉を使ったスライスのものが入っている。
しっかりとした歯ざわりの肉質。
バーナーで炙ってあるので芳ばしさもある。

【掲載】2010年8月 【行列】8人 【らーめんの王様】★★★★★

 

実食レポート

多賀野@荏原中延-粟国の塩そば+煮玉子
本日は「粟国の塩そば」+煮玉子
沖縄・粟国の塩を使った塩ラーメン。

スープは透明感があり、丼鉢からは、煮干の芳醇な香りが漂っている。
その芳香が鼻孔を駆け抜け、食べる前に美味しさを感じさせる。
表面に浮かぶ鶏油が甘味とコクを与え、鶏と魚介類の出汁の旨味が味蕾(みらい)に染み渡る。
塩分は強めには感じるが、角はなく、円やかで滋味深い味わい。

麺は中細のストレート麺。
かん水少なめで、固めの茹で加減。
スルスルと啜り心地があり、しっかりとしたコシがあって美味しい。

具のチャーシューは、バラ肉とモモ肉の2種類。
醤油の味が染みこみ、噛むとミチッとした歯ざわり。
噛むごとに味が出てくる。

メンマは量が多めで、ボリボリと漬物のような食感。

煮玉子は、黄身の外側が固まりつつあり、中心部分がトロリとした半熟具合。
他の具は、白ゴマ、鷹の爪、海苔、小口切りのネギ。

【掲載】2010年6月 【行列】11人 【らーめんの王様】★★★★★
 

実食レポート

多賀野-煮たまごそば
本日は「煮たまごそば」
ゲンコツと地鶏をベースに、煮干・鰹節・椎茸・昆布などを煮込んだダシ。
醤油ダレは静岡産の本醸造醤油を使用。
塩ダレには沖縄産の海水塩を使用している。

醤油と煮干の風味が心地よい。
魚介、動物系何れの味も香りも突出せず調和されたスープ。
化学調味料は使用せず、天然素材の旨味を存分引き出している。
塩分はやや濃いめだが、全体の味を引き締めている。

中細の麺は硬めでスルスルと入る感じだが、麺にもう少し味が載ってくるとベストではなかろうか。

チャーシューは絶品で、個人的にはモモ肉が旨いと思う。

具のメンマはコリコリとした食感。煮たまごは味付け薄めで、黄味はゼリー状。

煮干の香りと芳醇な醤油の風味が、正統派の東京ラーメンという感じ。
完成度が高く、多くの人を惹きつける魅力がある。

【掲載】2003年 【行列】6人 【らーめんの王様】★★★★★
 

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らーめんの王様(食べた評価)

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