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ら〜めん雫・閉店 らーめん しずく 【所在地】東京都福生市福生1043-1 【お店の地図】 【電話】042-553-3941 【定休日】日・月曜日 【営業時間】11:30〜14:30 17:30〜22:00 土曜日11:30〜22:00 【最寄駅】JR青梅線福生駅 徒歩2分 【メニュー】 ○鶏の雫650円(塩味/水・金のみ)、 ○鶏と魚介の雫650円(醤油味/月・火・土のみ) ◇味付け玉子100円、鶏チャーシュー150円 ◆バモチョ100円、肉飯のパリパリ揚げ250円、他 【系統】鶏白湯系東京ラーメン 【お店について】 2005年6月創業。このお店のご主人は食べ歩き歴15年、自作歴10年というキャリア。アシストするのは栄養士の資格をもつ妹さん。 「思えば遠くに来たもんだ〜♪」と口ずさむぐらい都心部からは遠い。立川を過ぎると人と空気が変わる。 福生駅からは程遠からぬ場所にはあるものの路地裏にあるため目立たない。店名が大きく書かれた立て看板とローシェンナ色の暖簾が目印。路地に佇む小料理屋といった店構え。 店内に入るとカウンター8席のこじんまりとした空間。店主手作りの内装は、窓には葦ずが垂れ下がり、壁には竹が埋め込まれている。BGMはオルゴール。 曜日によって提供するラーメンが違い、水・金曜日は塩味の「鶏の雫」、月・木・土は醤油の「鶏と魚介の雫」。自作ラーメンを作っていた時に下処理の手間の軽減から、豚骨ではなく鶏をベースにしたラーメンを創作した。 ※2011年1月5日、「らーめん煙@福生」がオープン。紅蓮@早稲田(新宿区)の開業と共にしばらく休業中だった「雫」。屋号と味を一新して、再開。 |
本日は「鶏と魚介の雫+味付け玉子」。鶏をしっかりと炊いた白湯スープをベースに、鯖節や甘エビなどの魚介のダシを併せたWスープ。醤油ダレには三重県産底引き溜り醤油を使用。 ゼラチン質を豊富に含んだネットリとした感じのスープ。舌には微粉末の魚粉のザラツキを感じ、節特有の苦味を感じさせる。甘エビの風味が強めに効いていて、醤油ダレのコクも感じられる。無化調ながら、鶏のコクと旨みがしっかりと出て美味しい。 麺は中太平打ち縮れ麺。表面がツルッとしていてピラピラとした舌触り、噛むとモチッとした食感。スープの絡み具合も上々。鶏のロールチャーシューはスモークした香ばしさが漂う。メンマは味付けが適度でコリコリとした食感。味付け玉子は醤油ダレの味がしみこんだ濃い味。他の具は青ネギ。 鶏の旨みがダイレクトに伝わるのが「鶏の雫」、それにやや複雑さが加わったのが「鶏と魚介の雫」。好みの問題もあるが、印象が強いのは「鶏の雫」。 【掲載】2006年12月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★☆ |
本日は「鶏の雫」。ビジュアル的に綺麗な盛り付け。ピンク色の鶏チャーシューの上に青ネギ(小ネギ)を笹打ちしたものと小口切りしたものがのっている。スープは注文毎にダシとタレを小鍋に入れて温めなおす。ダシは鶏の胴ガラ・モミジ・ボンジリ・鶏皮やサバ節を煮出し、昆布・スルメ・帆立から旨味成分を抽出している。ゼラチン質が溶け出したスープは、ジャガイモをピューレ状にしたものが加わってボタージュスープのように独特なトロミとザラッとした舌触り感がある。脂によるしつこさもなく鶏の旨味が充分引き出され、爽やかな後味の良さを感じさせる。 多加水率の平打ちのストレートの中太麺は「大成食品」製。塩にはストレート麺、醤油には縮れ麺を使用している。パスタでも使われる四角いテポを使用して茹でる。手もみが加わり、麺の太さが微妙に変化している。ピラピラとしていて滑らかな表面、モッチリとした食感で適度なコシもありスープがよく絡みつく。 3枚のったチャーシューは豚を使わず、鶏のモモ肉を使用。塩ダレに軽く漬け込んだ後、スモークしたもの。肉はロール状に巻かれており、中心部はピンク色をしている。さっぱりとした味付けではあるが鶏の甘味と旨味が引き出されていて美味しい。味付け玉子は黄味がゼリー状。メンマは細く、程よい味付けでシャキシャキとした歯触り。 鶏白湯スープをメニューに加えるお店も増えてきてはいるが、完成度の高さでは比類の無い傑作といえよう。今後さらにオリジナリティを強めていくことが望まれる。 【掲載】2005年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
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