本日は「ラーメン」+たまご。
ゲンコツ・鶏ガラなどの動物系、函館の真昆布・猿払産天然5年物干し貝柱等の魚介系の出汁が合わさった淡麗系のスープ。
スープは淀みなく、透明感のある清湯。
先ずは、スープを一口。
あっさりとしたスープの中に素材の旨みを感じ、繊細な味に仕上がっている。
ゴクリと飲み込むと、ス〜ッと身体に染み込んでいくような感じがする。
続いて飲むと・・・。
素材のほんのりとした甘みと、尖りはなく優しいがしっかりとした塩気。
優しさの中にも旨味が詰まり、飲むほどに深みが増していく。
滋味深く、五臓六腑に染み渡る。
麺は、「丸正出口製麺株式会社(函館市)」製の中細のストレート麺。
北海道産小麦を100%使用。
柔らかめの茹で加減で、麺肌は滑らか。
スープによく馴染み、スルスルと啜り心地が良い。
噛んではシコシコとしたコシがあり、小麦の風味も豊か。
具のチャーシューは、豚のモモ肉を使ったものが2枚。
やや小ぶりで、適度な噛み応えを残した肉質。
メンマはあっさりとした味付けで、シャクシャクとした食感。
函館ラーメンには付き物のお麩は、スープをしっかり含み、噛むとジワーッと溢れる感じが面白い。
たまごは、味付薄めで、黄身がトロリとした半熟具合。
他の具は、微塵切りのネギ。
「いかめし」。
「いかめし」と言うと、駅弁の元祖 森名物「いかめし/阿部商店」を想起する。
イカの中にうるち米ともち米を入れて炊き上げた食品。
それに対し、函館市民が一般的に家庭で楽しむものは、このイカの炊き込みご飯。
昆布とイカ、貝柱、干し椎茸と具がたっぷり入っている。
イカの風味に溢れ、優しい味付けで美味しい。
単独でご飯を二口ほど食べた後、残ったラーメンのスープを入れて、お茶漬けにする。
これがまたウマい。
【掲載】2017年5月 【行列】4人 【らーめんの王様】★★★★☆