本文へスキップ

らーめん自由区は、ラーメン専門のサイトです。

東京のラーメン店を検索。

老舗から新店までのラーメン店をレポート。

荻窪 中華そば 春木屋|荻窪駅(JR中央線・総武線/東京メトロ丸の内線他)

店舗基本情報

ラーメン遺産 殿堂入りの名店
おぎくぼ ちゅうかそば はるきや

【所在地】東京都杉並区上荻1-4-6 【お店の地図】
【電話】03-3391-4868
【定休日】無休(年末年始休)
【営業時間】
○11:00-21:00
【最寄り駅】
○JR中央線・総武線 荻窪駅 徒歩3分
○東京メトロ丸の内線・東西線 荻窪駅 徒歩3分

【メニュー】
○中華そば850円、わんたん麺1250円、ちゃーしゅー麺1350円、ちゃーしゅーわんたん麺1700円
□わんたんスープ850円
□ふっくらご飯100円、ちゃーしゅーご飯200円
◇麺の大盛り-中華そば各種+200円、つけ麺+100円
◇味付玉子・メンマ小鉢・ねぎ小鉢各100円
□春木屋本店お土産中華そば1食-750円、他

【期間限定メニュー】
○つけ麺(ちぢれ麺・平打ち麺)950円、冷やし中華そば950円、今昔冷し中華950円、味噌中華そば1000円、他

【系統】荻窪ラーメン系東京ラーメン

【お店について】
1949年(昭和24年)4月創業。
創業者は、今村五男 氏。
二代目は、今村幸一 氏。
(参照):【春木屋の歴史

「春木屋」には、独自の哲学がある。
それが、「春木屋理論」。
その内容は、「お客様は時代と共に舌が肥えていく。
同じものを作れば、“味が変わった(美味しくなくなった)”と言われ、日々味の質を高めていくと“変わらない味(以前と変わらず美味しい)”と評価される」というもの。
たゆまぬ努力を惜しまないこと、それが老舗たる所以(ゆえん)となる。

それは、スープに限らず、麺も同様。
季節やその日の湿度によって太さとコシを調整し、夏は細め、冬は太めにしていると言う。

その他の特筆すべきことは、「タレ」のことを「カエシ」と呼び、出汁には早くから煮干を採用している。
それは、先代が長野県出身で、実家が日本蕎麦屋を営んでいこととは無縁ではなかろう。

具の海苔の“三角形”は、親戚筋に当たる「春木家本店@荻窪」と同じ。
こちらのお店では、日本蕎麦が主体であるが、中華そばもメニューにある。
日本蕎麦の海苔が“四角”であるのに対して、区別をするために、中華そばの海苔は“三角”にしていると言う。
おそらく端緒は、これと同じ理由ではなかろうか。
(参照):【二つのはるきや(春木家本店・中華そば春木屋)

お店の場所は、荻窪駅北口を出て、青梅街道に沿って新宿方面に進む。
何軒かの飲食店が続くその外れの方にある。

春木屋@荻窪-店舗外観
赤地に白抜きの文字の置き看板と臙脂(えんじ)色の暖簾が目印。

春木屋@荻窪-店内
店内は、L字型カウンター12席とテーブル6席。
カウンターは低めでフラットなため、厨房内の様子がよく見える。
調理過程の一部始終がよく見え、臨場感がある。

春木屋@荻窪-店内
画像に写っている右端の方は、三代目。
平ザルで麺をすくい上げ、どんぶりに入れていく。さり気なく、丁寧に、無駄のない自然な動き。正に熟練の職人。
混雑時には、一度に6〜8人前を同時に作っていく。

春木屋@荻窪-店内テーブル席
店内の奥まったところにあるテーブル席。最大6席であるが、通常5つ程の椅子が置かれている。

春木屋@荻窪-卓上調味料
卓上に置かれているのは、一味・コショウ・ラー油・割り箸・爪楊枝。

春木屋@荻窪-厨房内
厨房の食器棚(写真右)には、色鮮やかなどんぶりが揃えられている。
種類は7種類と豪華絢爛。
メニューによって使い分けている。
水は、黒いホースから注がれる。
注文は口頭、支払いは後払い。
スタッフは、常時4人程いる。

実食レポート

春木屋@荻窪-わんたん麺
本日は「わんたん麺」

豚ガラ・鶏ガラの動物系と煮干しや数種類の香味野菜を炊いた清湯スープ。
濃い醤油色をしたスープの表面には、厚く張られたラード層。
湯気は立たずとも熱々のスープ。

先ずはスープを一口飲む。
鶏の旨みに煮干しが香り、醤油の円みが調和したスープ。
口当たりスッキリとしながらも、複雑な旨みがある。

続いて飲むと・・・。
エグミや苦みのない煮干しの味がグワッと広がり、醤油も程良い効き具合。
塩梅は程良く、角の取れた醤油の味わいが、スーッと広がっていく。
ラードは多めで、化学調味料も過多だが、匙加減やバランス感覚で嫌みを感じさせないところがマジック。

麺は自家製の中太縮れ麺。
形状は丸で、絶妙な縮れ具合。
スルスルと啜り心地が良く、スープの持ち上げも良い。
歯切れは良く、クチッと粘りのある食感。

具のチャーシューは、肩ロース。
薄切りの大判。
適度な歯応えを残しつつも、ホロホロと口の中で崩れる柔らかさ。

ワンタンは、6個。
皮は大きめで、餡はビー玉程度。
ピロピロと唇に触れる感じが心地良く、チュルルンと口の中に滑り込む。
餡は、豚挽肉に塩と胡椒をシッカリと効かせた味付。

メンマは甘めの味付けで、コリコリとした食感。
小口切りのネギは、清々しさが醤油の味に合っている。
他の具は、三角に切られた海苔。

【掲載】2015年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★

以前のレポート

★このページに掲載されているそれ以前の実食レポートは、下記のページです。

冷やし中華そば【2013年11月】(8)
ちゃーしゅー麺【2012年7月】(7)
わんたん麺【2012年4月】(6)
味噌中華そば【2012年4月】(5)
つけ麺【2011年5月】(4)
中華そば【2010年11月】(3)
中華そば【2006年10月】(2)
中華そば【2003年】(1)
 

shop info店舗情報

ラーメン店の店舗情報

店名
店舗基本情報
お店について
実食レポート
らーめんの王様(食べた評価)

inserted by FC2 system