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丸長中華そば店|荻窪駅(JR中央線・総武線/東京メトロ東西線・丸ノ内線)

店舗基本情報

まるちょうちゅうかそばてん
【所在地】東京都杉並区荻窪4-31-12 【お店の地図】
【電話】03-3391-7518
【定休日】水曜・第3日曜
【営業時間】11:30-15:00
【最寄り駅】
○JR中央線・総武線 荻窪駅 徒歩3分
○東京メトロ丸の内線・東西線 荻窪駅 徒歩3分

【メニュー】
○ラーメン680円、大盛ラーメン780円、ワンタンメン780円、竹の子ラーメン780円、竹の子ワンタンメン880円、チャーシューメン930円、チャーシューワンタンメン1030円
◎つけそば730円、竹の子つけそば830円、自家製ニンニクつけそば880円、チャーシューつけそば980円、竹の子チャーシューつけそば1080円
□竹の子(メンマ)500円、餃子(6個)530円、シューマイ(4個)550円、焼豚830円

【限定メニュー(これまでの)】
冷やし中華800円、みそラーメン800円、タンメン850円、スタミナラーメン850円、チャーハン800円、他

【系統】丸長・大勝軒系東京ラーメン

【お店について】
1947年(昭和22年)12月創業。創業者は、青木勝治さん。
現在の店主は、三代目の青木明史さん。
戦後、闇市が出来て、それに付随して中華そば屋も多く登場した。
その後、タウンセブンの建設のため、闇市の名残のマーケットが消えた。
また、経営者の高齢化と再開発に伴い、ラーメン店の数も減った。
その古き良き時代の荻窪の匂いを感じさせるのが、このお店。

荻窪丸長は、全国に50以上ある「丸長のれん会(昭和23年結成)」の頂点となっている。
「丸長」はそもそも長野県出身の5名の共同経営の形で始められた。
その後、「丸長」、「丸信」、「栄楽」、「栄龍軒」、「大勝軒」と独立する形で枝分かれをし、「東池袋大勝軒」をはじめ数々の名店を生み出している。
詳しくは、「丸長・大勝軒系|東京のラーメン店の系統・系列」を参照のこと。

お店の場所は、荻窪駅南口を出て、阿佐ヶ谷・新宿方面へ線路沿いに直進。
丸長中華そば店@荻窪-店舗周辺
しばらく歩くと、右手にオレンジ色のビニール製のひさしと黒い電飾の看板が見えてくる。
道路をそのまま直進すると、青梅街道に出る。

丸長中華そば店@荻窪-店舗外観
角にある入口からは、中の様子が見えにくい。
ガラス越しに目を凝らすと中の様子が見え、混んでいるかどうかを確認できる。
行列がない時でも、店内は混雑している場合が多い。
店頭の貼り紙には、「当店は非常に時間のかかるお店です。ラーメン1杯、つけそば1杯で30分かかる事もあります。時間に余裕のある方のみお入りください。誠に申し訳ございません」とある。
確かに待ち時間は長いので、着席してもその覚悟は必要。

丸長中華そば店@荻窪-店内入口より
店内は、カウンター7席(椅子を足せば、最大10席)、テーブル12席(3卓×4人掛け)。
家族連れや、竹の子(メンマ)を肴にビールを飲んでいる客が多い。

丸長中華そば店@荻窪
出入り口の横に、小型のテレビが置かれ、その下の棚には雑誌が置かれている。

着席後、しばらくすると、お冷やとおしぼりが差し出される。
ここでオーダーをする。
これが、丸長における“暗黙の了解”。
もう一つ。
テーブル席で割りスープを頼む時は、自ら立ち上がって厨房の方へ出向いて入れてもらうとスムーズ。

丸長中華そば店@荻窪-厨房
厨房に立つ青木明史さんは、常時麺釜と対峙している。
棒を使って、麺をたっぷりのお湯に泳がせる。
そして、水で締める。
既定量の麺を入れて茹でた後、即座にお湯を流し釜を洗う。
そしてお湯を沸騰させる。
そのため、提供までに時間を要する。
アシストするのは、奥さんとお嬢さん。
3人体制で切り盛りをしている。

丸長中華そば店@荻窪-製麺室
厨房左横にある製麺室。
隙間から、大きめの製麺機が置かれているのが見える。
毎朝打たれる自家製麺。
艶やかな麺はここで作られる。

実食レポート


本日は「チャーシューつけそば」

つけ汁の器は、今どきの「つけ麺」と比べ、かなり小さめ。
もちろん「つけそば」と銘を打っているので、日本蕎麦の「もり」のようなものだと・・・受け止めておくことにする。

麺は、太縮れ麺。
丸い断面で、長さは長め。
啜りやすさの例えで、「うどん一尺(約30p)、そば八寸(約24p)」ということわざがある。
優にその2倍以上はある。

先ずは、こぼれ落ちそうなほど載っている短冊状に切られたチャーシューを食べる。
脂身がなく、しっとりとした肉質で柔らかい。
醤油感のあるタレが適度にしみ込み、美味しい。

少し隙間ができたところで、麺をつけて食す。
麺の表面は艶やかで、ツルツルと滑りの良さがある。
柔らかめの茹で加減で、加水率は高めで、密度感はないものの弾力性はある。
クニクニとした食感で、見た目多そうに見えるが、胃に負担はかからない。
小麦の風味を感じ、つけ汁との相性も良い。

つけ汁は、表面に油層が厚く張られ、オイリー。
キレのある醤油の味わいに、砂糖の甘みと酢の酸味、ブラックペッパーの辛味が効いている。
食べ進むと、オイリー感は薄まり、甘・辛・酸味のバランスの良さを感じさせる。

具のメンマは、色が濃いが、味付けは適度。
特有の発酵臭もあり、コリコリとした食感。
他の具は、小口切りのネギと刻み海苔。

最後に、スープ割り。
器に直接スープを投入してもらう。
かなり熱々の温度になる。
魚介系の風味は意外にも弱く、生姜の風味と酢の酸味が際立ち、さらにブラックペッパーの刺激がスパイシー。

【掲載】2015年7月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★☆

以前のレポート

★このページに掲載されているそれ以前の実食レポートは、下記のページです。

ワンタンメン【2014年10月】(5)
スタミナラーメン【2011年10月】(4)
チャーシュー入りつけそば【2011年4月】(3)
ラーメン【2006年7月】(2)
ラーメン【2003年】(1)
 

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