本日は「ワンタンメン(醤油)」+味付玉子。
出汁は豚骨・モミジなどの動物系と、サバ節・鰹節・煮干しなどの魚介系を別々に仕込んで一晩寝かせる。
注文を受けてから、動物系と魚介系を3:2位の割合で併せるWスープ。
先味は、無化調の動物魚介清湯で、口当たりスッキリ。
出汁感もしっかりしていて、物足りなさはない。
中味は、醤油がほんのり甘く、鰹節や宗田節の旨味が味蕾に染み渡る。
10CCと少なめのネギ油が、コッテリ感を醸し出す。
後味は、じんわりとしみいる優しい味わいが、スーッと消えていく感じ。
アッサリとしていながら、奥深い味わいで美味しい。
麺は自家製の中細ストレート麺。
加水もかん水も控えめにし、小麦の風味を引き出している。
ツルリとした喉越しと、噛んではシコシコとした食感。
細いながらも、小麦の風味に溢れ、噛むほどに味わい深い。
具のチャーシューは、バラ肉が2枚。
酒と水で下茹でしてから仕込んだもの。
ふっくらと柔らかく、トロトロとした口どけ感がありウマい。
ワンタンは、6個。
餡の肉は、一般的なものの中程度。
皮は、中厚でチュルンとした口当たり。
メンマは、乾燥品から仕込んだ手の込んだもので、シャクシャクとした食感。
味付玉子は、味付控えめで、黄身がトロリとした半熟具合で美味。
ナルトはモッチリ。
水菜と小口切りのネギは、清涼感をもたらす。
丁寧な仕事で、和の面持ちをした完成度の高い一杯。
【掲載】2013年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★