本日は「特製中華そば(中)」。
麺の量が(小)も(中)も同額とは嬉しいサービス。
ちなみに、中華そば(中)は300g、つけそば(中)350g、(小)はそれぞれ(中)よりもマイナス100gの量となる。
(小)でも女性には多いかもしれない。
スープは動物系よりも野菜のダシがこころもち強めに出ているため、あっさりとしていて飲み易い。
魚介系の風味も適度に効いてライトな仕上がり。
複雑な素材感というよりはわかりやすく、飽きのこない味わい。
麺は中太のストレート麺。
東池袋大勝軒系の麺といえば柔らかめの茹で加減でツルッとしたモチモチ感が特徴。
その中にあって、硬さがあり引き締まった感じが独特。
ただ、のびやすいのが難点。
チャーシューは脱脂しきった肉質が引き締まったもも肉。
しっかりと噛み応えと弾力性があり、肉そのものの旨みはある。
一口噛んだ時にスープを飲んだときには感じない醤油ダレの風味を感じさせる。
メンマは甘めの味付けでシャキシャキとしていて美味しい。
白髪ネギはこの系列では珍しい。
他の具はナルト、ネギ、海苔。
2007年4月をもって閉店する「東池袋大勝軒」。
東京ラーメン史上において、一時代を築いたお店ともいえる。
その終焉にあたり、東池袋大勝軒系を謳うお店がここ数年増加している。
それは山岸氏の信奉者であり、その味わいを継承していきたいと願う人でもある。
山岸氏自ら作らないものは亜流でしかないと思うが、亜流でもこのスタイルが受け継がれ広まることはファンとしては喜ばしいものである。
【掲載日】2006年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆