本日は「辛味噌ラーメン」+味卵。
食券を渡す時に、“野菜大盛り”をコール。
出汁は、ゲンコツ・鶏ガラ・モミジを炊いた後、豚足・背脂・昆布・香味野菜などを加え、6時間以上煮たもの。
その際、野菜は潰しながら煮込む。
出来たスープは、1日寝かせて熟成させる。
調理の過程は、中華鍋にラードを入れてニンニクを炒め、もやし・タマネギ・ニンジンなどの野菜を加えて炒める。
そして、味噌ダレをスープで溶いて完成させる。
云わば、札幌味噌ラーメンの調理法と同じ。
まずは、一口スープを飲む。
中華鍋を使って強い火力でやっている割には、熱々ではなくむしろ適温。
ドロッとした口当たりで、濃厚。
辛みは、“辛味噌”の割りには、適度。
後からジワジワと、程好い辛みが上がってくる感じ。
十分なパンチ力がありながらも、ギトギト感はなく、味噌の風味とコクを楽しめる。
続いて二口目。
白味噌のほんのりとした甘さ、味噌の旨味とコクが口の中に広がる。
動物系の出汁が輪郭を際立たせ、溶け込んだ野菜がまろやかなコクと甘味を醸し出している。
濃厚でありながら中だるみせず食べられるのは、大量にもられたネギのおかげ。
また、上から回し掛けられたラー油の芳香と刺激が、良いアクセントになっている。
麺は「三河屋製麺」製の縮れ太麺。
断面は丸で、長さは短め。スープに負けない主張の強い麺。
噛むとグニッとした食感で、スープの絡みも良い。
麺を持ち上げると、もれなく炒め野菜も付いてくるので、一緒にワッシワッシっと食べる。
具のチャーシューは、厚めに切られたもの。ホロホロと崩れる柔らかさで、ジューシー。
メンマは、柔らかくシャクシャクとした食感。
炒め野菜は、しっかり火が通っていて、クタクタとした感じ。
濃厚なスープには、生っぽさの残る方が合うかも。
味卵(玉子)は、“残念玉子”。
パックリと割れているが、黄身がトロリとした半熟具合で、見た目以外は問題ない。
【掲載】2013年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆