本文へスキップ

らーめん自由区は、ラーメン専門のサイトです。

東京のラーメン店を検索。

老舗から新店までのラーメン店をレポート。

麺舗 十六|要町駅(東京メトロ副都心線・有楽町線)

店舗基本情報

めんぽじゅうろく
【所在地】東京都豊島区池袋3-6-8 第一京花荘1F 【お店の地図】
【電話】非公開
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】10:30-15:30
【最寄り駅】
○東京メトロ副都心線・有楽町線 要町駅 徒歩4分
○JR山手線・埼京線他 池袋駅 徒歩15分

【メニュー】
○らーめん(動物系・太麺)680円、十八番らーめん890円、肉入りらーめん980円
◎塩そば(魚介系・細麺)680円、十八番塩そば890円、肉入り塩そば980円
□つけそばorあつもり680円、十八番つけそばorあつもり890円、肉入りつけそばorあつもり980円
■B麺(あぶらそば)680円、十八番B麺890円、肉入りB麺980円
◇肉+(めんま・味玉・のり・野菜の一品)の増量-(らーめん・塩そば・つけそば・B麺共通)1000円
◇トッピング-めんま・味玉・のり・野菜各100円、肉300円、他
◇おみやげ「つけそば」or「B麺」(予約制)-2人前980円/容器+生めん200g・つけだれ・肉・めんま・ネギ・のり
※十八番(おはこ)-半肉・半玉子・半野菜・のり2枚が追加トッピングされたメニュー
※ねぎ増し無料
〈麺の量(※)-茹でた後の量〉@(小)約200g、A(1.5)約340g、B(並)約460g、C(2.5)約580g、D(多め)約700gから選択

【系統】Wスープ系東京ラーメン

【お店について】
2001年3月創業。
店名は漫画「巨人の星」の星飛雄馬とドジャース時代の野茂英雄の背番号16に由来する。
ご主人は「東池袋大勝軒」の味に感化され、脱サラ後、ご夫婦でこのお店を始めた。

麺舗十六@要町-店舗外観
要町通りから、「女性自身」や「FLASH」で知られる出版社の「光文社」ビル横の路地を直進した場所にある。
突如閑静な住宅街に現れる行列。「何だこれは?」。
それがこのお店。
賃貸アパートの1階部分にある。
内外装は、「有限会社 空間計画工房」による設計・デザイン。晒(さら)した板材を使った渋い外装。
住宅街の景観に溶け込んでいる。
立教大学が近いこともあり、並んでいるのは学生のグループが多い。

キャパシティ(特定の空間にある座席数)と麺の茹で時間との兼ね合いで、回転は速くない。
そのために行列が出来、待ち時間はとても長い。
事前(列に並んでいる途中)に、奥さんが注文を聞きに来る。
但し、メニュー表なし。
常連でなければ答えられる訳がない。
列から外れて、店頭に貼られたメニューを見に行く。
メニュー表は予め「回覧させる」、或いは、オーダーを聞く際に「見せる」位の配慮は必要。

麺舗十六@要町-店内
店内はL字型カウンター8席。
客席の背後は狭いので、後ろを通る時はカニ歩きをしなければならない。
カウンターの天板の位置は高め。
照明は天井から釣り下がった白熱球。BGMはFM放送。
ティッシュは入り口に一つ。
カウンター上に、紙ナプキンぐらいは欲しいところ。
麺の量は同額で、5段階から選べる。
ご夫婦と弟子の3人体制で切り盛り。
板橋区の「麺舗十八@大山」は姉妹店。

※麺の量
うどんのお店では、茹で上がりのグラム数を表示することが多いが、ラーメンでは生麺のグラム数を表記するのが標準。
以前の表示には、茹でる前のグラム数が表記→<@(小)約170g、A(1.5)約220g、B(並)約300g、C(2.5)約350g、D(多め)約400g>、こちらが目安になる。
もう一つ、アバウトな計算方法→「(茹で上がり後の麺のグラム数)×0.6=<生麺のグラム数>」で、何となく見えてくる?…かも。

実食レポート

麺舗十六-つけそば(並)・味玉
本日は「つけそば(並)」+味玉

麺の量(並)約460gであるが、茹で上がりの量なので、実際には300g以下の量。
つけ汁は鶏ガラと豚骨、煮干等のWスープで、2つの醤油をブレンドしたタレ。
客の大半は、つけそばをオーダーしている。

麺は自家製の太ストレート麺。
四角い断面で、表面がツルツルとした滑らかさでコシが強い。
前回の「らーめん」の時に感じたモッチリ感はない。
ソフト感よりもハードな歯応えのある引き締まったタイプに変わった。
「うどんのような…」という表現も当てはまらず、密度感と弾力性をもたせた時流に合わせた麺という印象。
小麦の豊かな風味は健在。長さが短めなので、ズルっと一口で口の中に収まる。

つけ汁は、たっぷりの汁に大量のネギが浸かっている。
動物系の重量感、控えめな魚介系、凛とした醤油の味を感じさせるバランスの取れた味わい。
脂は控えめで、甘味はなく、酢が効いている。
単独で飲むと酸っぱい。最も効いているのは生姜。
スープ表面には、擂った後の繊維が多めに浮いている。
出汁の風味を打ち消す位の影響力。生姜の功罪相半ばすると言ったところ。

具はチャーシュー、海苔、メンマ、ネギ。チャーシューはぶつ切りで、ホロホロと崩れる柔らかさ。
メンマは細く、コリコリとした食感。味玉は、味がしみ込み黄身がトロリとした半熟具合。
 最後にスープ割り。
酸味が強調され、スッキリとした味わい。後味はネギの風味。

魚粉と砂糖に頼らないクラシカルなタイプ。
全盛の濃厚豚骨魚介に飽きた人には、新鮮に感じる一杯。
【掲載】2009年3月 【行列】13人 【らーめんの王様】★★★★☆

以前のレポート

らーめん+味玉麺舗十六-
本日は「らーめん(並)」+味玉

ゲンコツ・豚ガラ・鶏ガラ・モミジ・背脂などの動物系と煮干・鰹節・鯖節・昆布などの魚介系を併せたWスープ方式。
ベースにはしっかりとした動物系のダシが出ていてコクがある。
節系特有の酸味も若干感じられるほど、鯖節などの魚介のダシが効いている。
醤油ダレの風味と相まって重厚な味わい。

自家製の麺は白っぽく四角い断面の太ストレート。
柔らかめに茹でられているが、コシがあり、伸びにくい。小麦の風味と滑らかな口当たり、そして、モチッとした食感がとても美味しい。
麺がクローズアップされるが、スープの味も強いので麺のみが突出することはない。
ただし、レンゲを持つ手が休んでしまうほど、麺に集中してしまう。

肩ロースのチャーシューは、肉厚でふっくらとしてる。
柔らかく仕上がっていて、噛むとジューシーな肉汁が口の中に広がる。

味玉は黄味がトロリと流れ出る絶妙な半熟具合。
メンマはコリコリとした食感で多めに入っているのが嬉しい。
他の具は大判の海苔とネギ。

近年、製麺所の麺は多様なスープに合うように、開発が進められている。
お店の側も自慢のスープに合うものを特注にしたり、選択したりするようになってきている。
自家製麺の良さは、それを自ら調整し、思いのままに適正化を図ることができることであろう。
このお店ならではの特性とスープとの一体感を感じ、麺そのものを堪能することができた。

【掲載】2007年3月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★★
 

shop info店舗情報

ラーメン店の店舗情報

店名
店舗基本情報
お店について
実食レポート
らーめんの王様(食べた評価)

inserted by FC2 system