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老舗から新店までのラーメン店をレポート。

(閉店)梅もと|雑司が谷駅(東京メトロ副都心線)

店舗基本情報

うめもと
【所在地】東京都豊島区雑司が谷3-7-10 【お店の地図】
【電話】03-3971-3858
【定休日】無休
【営業時間】
 ○11:00〜21:00(月〜土曜)
 ○11:00〜18:00(日・祝日)

【最寄り駅】
 ○都電荒川線 鬼子母神前停留所 徒歩2分
 ○東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩3分
【メニュー】
○ねぎ豚らーめん850円、支那そば800円、浜塩めん800円、ねぎらーめん800円、めんまらーめん800円、にんにくらーめん800円、みそらーめん800円
◎つけめん700円(※)-小盛(1玉・150g)・中盛(1.5玉/225g)・大盛(2玉/300g)・地球盛(3玉/450g)・銀河盛(4玉/600g)・宇宙盛(5玉/750g)・ビッグバーン(7玉/1050g)・ブラックホール盛(10玉/1500g)・流星盛(20玉/3000g)・クレーター盛(25玉/3750g)
◇ねぎ・きざみのり・すりごま各100円、めんま150円、他
□麺の大盛100円、水餃子250円、煮豚300円、他
 ※つけめんの汁は、しょうゆだれ・みそだれの2種類(どちらかを選択)
 ※つけめんの「地球盛(3玉)」〜「ブラックホール盛(10玉)」は、残すと+700円。
 ※つけめんの「流星盛」「クレーター盛」は、制限時間1時間。完食できない場合、代金は+2000円。

【限定メニュー(これまでの)】
冷し中華950円、冷しらーめん800円、スペシャルラーメン1000円、カレーめん700円、のりしゅうまいらーめん700円、他

【系統】和風だし系東京ラーメン

【お店について】
1975年4月創業。
ご主人の西村知行氏は画材会社に勤めていたが、以前から興味をもっていた料理の道に進むために退社。
独学で、このお店を開業。
当初は、様々なメニューを揃える食堂として始まる。
そのメニューの中から、お客さんに絶賛されたのがラーメン。
これをきっかけとして、ラーメン専門店として生まれ変わり今日に至る。

2007年4月にオープンした「梅もと@練馬」については、支店でも暖簾分けでもなく「当店とは一切関係がありません」とのこと。

2008年6月に開業した東京メトロ副都心線(地下鉄13号線)により、交通の便がよくなった。
それまでの最寄り駅は、東京に唯一残る路面電車・荒川線の「鬼子母神電停」。
「JR目白駅」や「JR池袋駅」からも歩けなくはないが、約15分程度かかり、立地的には行きにくい場所だった。

梅もと@雑司が谷-店舗外観
副都心線「雑司が谷駅」から、都電荒川線の踏切を渡って暫く行くと二股に道が分かれるが、左手を直進。
途中左手に、落語家-「三遊亭好楽」の次女が経営する甘味処「ひなの郷」がある。
さらに進む。悠久の歴史を刻み続ける「法明寺鬼子母神(※)」傍の、鬼子母神西参道商店街の一角にある。

お店は、築60年を超える古民家を利用した作り。
閑静な住宅街の合い間にひっそりと立ち、下町情緒溢れる周囲の空気と同化している。

梅もと@雑司が谷-カウンター席
店内に入ると直ぐ左横に券売機と幅の狭い天板のカウンター4席、そして奥に入ると、茶の間ような座敷にテーブル3卓(12席)が並んでいる。
カウンターは厨房との境目に年季の入ったアクリル板で仕切られている。
奥が空いていても、1〜2名の場合はカウンター席を指定される。

梅もと@雑司が谷-店内
奥の座敷の場合は、靴をビニール袋に入れて上がる。
訪れた有名人の色紙や紹介記事などが、壁一面を覆うように貼られている。

このお店の看板メニューは、3日間煮込んだ煮豚が載る「ねぎ豚らーめん」。
最近では、10段階の麺の量(同額)を指定できる「つけ麺」が話題となることが多い。
このつけ麺は、創業25周年を記念して2000年よりメニューに載るようになった。
ちなみに、全国大食い選手権チャンピオンの「ジャイアント白田(信幸)」氏は、ブラックホール盛(10玉/1500g)を9分で完食したらしい。

2009年4月18日をもって閉店
梅もと@池袋(豊島区)2009年5月に移転オープン。

※「法明寺鬼子母神」
鬼子母神(きしもじん)は「法明寺」の他、台東区入谷にある「真源寺」、千葉県市川市の「本光寺」が知られている。
映画「男はつらいよ」のフーテンの寅さんの啖呵(たんか)にも出てくる「おそれ入谷の鬼子母神」は、「真源寺」。

鬼子母神は、安産・子育(こやす)の神様。元々は他人の子を捕らえて食べてしまう鬼神だったが、お釈迦様が、千人いた彼女の最も愛した末っ子を隠し、子を失う母親の苦しみを悟らせ、仏教に帰依させたという言い伝えがある。

参道には、「鬼子母神大門けやき並木」がある。昭和の初期には樹齢400年の欅(けやき)が18本残っていたが、現在は4本を残すのみとなっている。

境内には、元禄年間である1781年創業の「上川口屋」という都内最古の駄菓子屋がある。江戸時代から続く工芸品「ススキのみみずく」が売られている。

「大黒堂」では、鬼子母神に千人もの子供がいたことにあやかり、たくさんの子宝に恵まれるようにという願いに由来した名物の「おせん団子」を毎週日曜日と縁日(8日、18日、28日)に販売している。

ねぎ豚らーめん【2009年4月】

梅もと@雑司が谷-ねぎ豚らーめん
本日は「ねぎ豚らーめん」

1日50食限定のメニュー。
3日間煮込んだ煮豚と白髪ねぎが載った看板商品。
「つけそば」の大盛無料は、あくまでも店主のサービス精神と遊び心。
梅もとの真骨頂は「ねぎ豚らーめん」。

一口飲んで、中華そばだと断言できない和風テイスト。
「ラーメン」を「らーめん」と表現した和の趣の強い味わい。
スープ表面には、鶏油が水玉模様の如く浮かんでいる。
鶏出汁のコクと、醤油のそのものの旨味がじんわりと味蕾に響く。
甘味と醤油の風味が融合したオンリーワンの味わい。

麺は中細の縮れ麺。
柔らかめの茹で加減で、スープの味が麺に染みこみ、一体感がある。

具のチャーシューは、肩ロースの煮豚。
部分によっては、3cm程の厚みがある。
しっかりとした歯応えがありつつも、噛むとホロッと崩れる柔らかさ。
食べ応えがある。白髪ねぎは、辛味が若干残るが、スープの油っこさを中和する役割を担っている。

下町情緒溢れる鬼子母神、雑司が谷。その街に溶け込むようにひっそりと佇む小さなお店。
昭和の面影が残る店内。
名残惜しいが、記憶の隅に留めておくこととする。

【掲載】2009年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
 

つけめん・しょうゆだれ(大盛)【2009年4月】

梅もと@雑司が谷-つけめん・しょうゆだれ
本日は「つけめん・しょうゆだれ(大盛)」

つけ汁は、しょうゆだれ・みそだれの2種類から選択。
麺の量は10段階から選択。
ブラックホール盛(10玉/1500g)を完食した人は、2005年で6人、2006年で7人、2008年で9人もいた。
世の中には、とんだ兵(つわもの)もいるようだ。

麺は中細のストレート麺。
麺の上には、ネギと海苔が載っている。
長さがあり、引っ張ると伸びるしなやかさも兼備。
どちらかと言うと、中華の麺というよりは冷麦に近い。
柔らかめの茹で加減で、食感と言うよりは、啜り心地と喉越しを楽しむタイプ。
これならば消化が良く、数玉食べても大丈夫そう。

つけ汁は、大量の白胡麻、唐辛子、豚のほぐし身が少し入っている。
ニンニク油の風味と胡麻の香ばしい風味が食欲をそそる。
味付けは、甘味が強く、食べ進むと酸味と辛味も浮上してくる。
汁の量が少なく、深さ2cm程度。3玉だと、麺の食べ終わりと同時に汁もなくなるであろう。

最後にスープ割り。
とっくりに入れられたスープは、熱々の温度。
さっぱりとした後味で、完飲。

【掲載】2009年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
 

浜塩めん【2009年3月】

梅もと@雑司が谷-浜塩めん
本日は「浜塩めん」
「週間現代」の企画とタイアップして考案されたメニュー。
2000年3月より正式メニューとなった。

鶏ベースに、蛤(はまぐり)・アゴ・帆立などの海産物の出汁を加えた塩ラーメン。
透明感があり、おすまし?と思わせるような美しい仕上がり。
脂は少なめ、程よい塩梅で、ホワ〜っと口の中に広がる蛤の香り。
自然な甘味、旨味がしっかりと引き出されていて滋味深い。
淡く丸みがあり、飲んだ後にホッとする味わい。

麺は中細ストレート麺。
細いながらも弾力性があり、伸びやかで切れにくい麺。
引っ張るとビョーンと伸び、プッツンと切れる感じ。
ソフトな口当たり感で、スープが良く絡んで美味しい。

具の蛤は、大ぶりのものが2個。
プリプリとした食感で、噛むとジュワっと汁が滲み出て来る。

蒸し鶏はサッパリとした味付けで、繊細なスープに合っている。
他の具は、多めの白胡麻と刻みねぎ。

【掲載】2009年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
 

ねぎ豚塩らーめん【2003年】

梅もと@雑司が谷・鬼子母神-ねぎ豚らーめん
本日は「ねぎ豚らーめん」

豚ガラと鶏ガラの配分1:1に野菜と昆布を加えたスープ。
ガラ系の味よりも豚肉の旨味が出たもので味醂の甘さも感じる。
この円やかな味は他の店では味わえない個性のある味わいである。

中太の縮れ麺との相性も良い。

3日間煮込んだチャーシューとも角煮とも違う、ばら肉ブロックの煮豚は香ばしさがあり歯ごたえがあるものの硬さを感じない肉の塊。
切ってから揉むという葱は辛さを感じず美味しい。
水にさらさなくとも辛味を抜く方法を熟知している。

特筆すべきはつけ麺。
この店の標準の麺の量は150g。
1500gまで同一料金とは嬉しい限りである。
ちなみに450g以上は残すと1400円の罰金がある。
ネーミングが面白く、5玉は宇宙盛、7玉はビックバン、10玉はブラックホールである。
店主の心意気を充分感じる粋な店だ。

【掲載】2003年 【行列】8人 【らーめんの王様】★★★★★
 

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らーめんの王様(食べた評価)

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