ちゅうかそばどころ こんぴらそう
【所在地】山形県鶴岡市三瀬己381-46 旅館琴平荘
【お店の地図】
【電話】0235-73-3230
【定休日】木曜+(6月〜9月)
【営業時間】11:00-14:00
※10月1日〜翌年5月31日までの期間のみ営業
【最寄駅】
・JR羽越本線 三瀬駅 徒歩15分
・JR羽越本線 鶴岡駅 車で約30分
【駐車場】約50台(旅館敷地周辺)
【メニュー】
○中華そば(あっさり・こってり)750円
○肉抜き中華(チャーシュー抜き)650円
○メンマ中華そば780円
○チャーシューメン900円
○味噌そば/平日限定800円
○中華そば塩750円
◆大判海苔(4枚)・味付玉子・メンマ・各100円
■大盛り/平日のみ(麺量360g)+100円-火・金曜は無料
■替玉-半玉(120g)60円、一玉(240g)100円
■ご飯(小盛り)60円、ぶっかけ漁師めし150円
※濃口は、卓上のベースダレを入れて調整する。
※薄口は、注文時に伝える。
※麺の固さは、注文時に伝えて調整してもらう。
【系統】鶏魚介中華そば系山形ラーメン
【お店について】
2002年(平成14年)11月創業。
店主は、掛神 淳さん。
1965年(昭和40年)、「旅館 琴平荘」として開業。
掛神さんの祖母が「簡易宿泊所」的なところから始めた。
いざなぎ景気(1965年11月〜1970年7月)により、旅館業も順風満帆。
父親の代になり、売り上げが徐々に減っていく。
1995年(平成7年)辺りから、漁獲量の減少により魚の価格が高騰し、料理の原価が上がったために旅館業が衰退していく。
一方、掛上さんは東京国際大学(埼玉県川越市)を中退し、地元に戻り父親が経営していた炉端焼きを手伝うようになった。
その後、掛上さんが琴平荘を継いだ時には、さらに危機的な状況が続いた。
夏の三瀬には海水浴客は来るが、高速道路の整備で日帰り客が増えてきた。
冬季の売り上げを伸ばしたくとも三瀬には温泉がない。
琴平荘が借金して改修を行っても回収は困難に見えた。
そこで、旅館の客足が遠退く冬場の閑散期対策としてラーメン業を始めることを決意した。
オープン当初は、かえって赤字を膨らませたが、3年目頃から来店したラーメン店主らによって業界に噂が広まり、一気に全国区に知れ渡る繁盛店となった。
今や多い時には、1日600人が訪れる人気店になった。
第17期(2018年10月1日〜2019年5月31日)を節目に旅館業は閉業して、10月1日〜5月31日の「中華そば処 琴平荘」のみに専念することとなった。
6月1日〜9月30日は、出汁素材の「飛び魚の焼き干し」や「天日干しのスルメイカ」を、生の材料を仕入れて作成する期間に充てている。
国道7号線から少し海沿いに入った、崖っぷちにあるのが琴平荘。
建物の正面か、建物下の海側に駐車スペースがある。
「琴平荘の南南西にある海岸」。
奇岩怪岩の変化に富んでおり、ゴツゴツとした岩に波が砕ける。
一方、北北東には「三瀬海岸(海水浴場)」が広がっていて、サーファーも多く訪れる。
2010年5月29日公開の映画「座頭市 THE LAST」の主要ロケ地にもなった。
「開店前の様子(AM10:00頃)」。
釣宿・民宿的なファザード。
「開店前の大行列(AM10:30頃の様子)」。
琴平荘の南南西側の道に、開店11時に合わせて人が並び始める。
大半は車の利用者なので、広い駐車スペースもほぼ埋まる。
開店の11時より少し早めに、扉が開放される。
館内は民宿的な雰囲気。
下駄箱は直ぐに一杯となり、三和土(タタキ)に靴を置いて上がる。
待ち順を管理するために「番号札」が準備されている。
グループで1枚の番号札を取って、順番待ちをするルール。
@食事処の
大広間に進んで、番号札を取る(1人ではなく、グループで1枚)。
A
大広間の後方で待つ、混んでいるときは
中広間で待機する。
B店員さんに番号を呼ばれる。
C案内された席に座り、そこで注文をする。
「
中広間のウェイティングスペース」。
開店時間前に来ると外で並ぶことになるが、開店後はこの広いスペースがあるので並ぶことはない。
券を取ってから、この部屋に来てゆっくりと待つことが出来る。
テレビも設置されているので、退屈しない。
また、廊下にも椅子があるのでそこで待つ人も多い。
「大広間の入口にある手めくりの番号」。
自分が持っている“番号札”の数字と照らし合わせて順番を確認。
「
大広間のウェイティングスペース」。
大広間の後方衝立の後ろが、最後のウェイティングスペース。
番号が近づいたら、この場所に来て待つ。
「
大広間の食事処」。
この大広間は、120畳もある。
総席数60席(テーブル・4人×15卓)。
基本、相席にはしない。
1テーブル4人掛けだが、1〜6人可能。
「厨房の様子」。
琴平荘は、基本は家族経営。
掛神さんの母・洋子さんがチャーシューづくり、妻・知子さんが盛り付け、長男・瑛さんがホールを担当する。
その他、地元の漁師の奥さん達もパートで入ることがある。
「厨房の前の清算場所」。
口頭注文・後払い制。
隣にお土産品やグッズのコーナーがある。
「卓上調味料」。
醤油ダレ、ホワイトペッパー、ブラックペッパー、酢。
水(サーバー)とお茶は、セルフサービス。