本文へスキップ

らーめん自由区は、ラーメン専門のサイトです。

東京のラーメン店を検索。

老舗から新店までのラーメン店をレポート。

満月 本店|酒田駅(JR羽越本線)

店舗基本情報

ラーメン遺産 殿堂入りの名店
まんげつ ほんてん
【所在地】山形県酒田市東中の口2-1 【お店の地図】
【電話】0234-22-0166
【定休日】不定休(火曜日が多い)
【営業時間】
・11:00-16:30(材料切れ次第終了)
・11:00-21:00・・・金・土・日
【最寄駅】JR羽後本線酒田駅 徒歩15分
【駐車場】40台(6か所)

【メニュー】
【醤油】
中華(小)630円、中華680円、ワンタンメン(小)680円、ワンタンメン790円、煮たまご入りワンタンメン890円、チャーシューメン930円、チャーシューワンタンメン980円、ワンタン750円
【スタミナ】
スタミナラーメン830円、スタミナワンタンメン880円、煮たまご入りスタミナワンタンメン980円、チャーシュースタミナワンタンメン1030円
【塩】
塩ワンタンメン830円、煮たまご入り塩ワンタンメン930円、チャーシュー塩ワンタンメン980円
【その他】
・タンメン830円、サッポロラーメン830円
・中華ザル830円、満月のつけ麺950円(汁-醤油・スタミナ・塩より2種類選択/20食限定)
・肉うどん780円、カレーうどん780円、玉子とじうどん780円
◇煮たまご・メンマ・ネギ・岩のり・各100円、小盛ワンタン(3個)150円
◇コロコロチャーシュー250円、岩海苔100円、2点盛り300円
□ぎょうざ(6コ)380円、各種大盛+150円

【限定メニュー(これまでの)】
冷し中華950円、冷しワンタンメン950円、煮干ワンタンメン880円、熟成ワンタンメン850円、鹿肉ワンタンメン950円、豚焼肉 味噌ワンタンメン950円、他

【系統】酒田ラーメン系山形ラーメン

【お店について】
1960年(昭和35年)創業。
先代・齋藤省吾さんは、「港月食堂・閉店」で9年8ヶ月に渡る修業を終え「満月」を開店。
屋号は、先代の父親が“美しい満月”を見て付けたもの。
現在の店主は、2代目の齋藤直さん。
コンセプトは、「食を通し 地域の発展に努め 社会に貢献する」。

「満月」が酒田を代表するラーメン店にのし上がったのは、創業当時から代表メニューのワンタンメン。
改良に改良を重ね、現在のような極薄のワンタンになった。
独特の食感が話題となり、今では地元の人以外にも全国からのラーメンファンが訪れ、行列ができる人気店になった。
・2006年(平成18年)、サークルKサンクスから満月監修「マルちゃんスタミナワンタンメン(東洋水産)」が発売される。
・2014年(平成26年)7月11日に、2号店「満月 仙台定禅寺店(閉店)」がオープン。
・2020年(令和2年)2月20日、ワンタンメンの満月 三鷹店@三鷹(三鷹市)がオープン。
【ワンタンの特徴】
「雲呑」という字の如く、「雲のような優しいワンタンを作りたい。」という想いで独自の製法を生み出した。
原料-小麦・塩・水・シルク。
3種の小麦をその時の気候に合わせてブレンド。
5回の圧延を繰り返して、1sの生地を650mの長さまで伸ばす。
薄く伸ばした生地を均等な大きさに切り分け、マイナス20度の冷凍庫で熟成させる。
その後に、極薄のワンタンの生地が破れないように手早く具を詰める。

【満月グループ(出身者のお店)】
・清宝苑(昭和43年創業)
・新月(昭和50年創業)
・昇月(昭和55年創業)
・隆月(昭和59年創業)
・華月(平成17年創業)
・花鳥風月(平成18年創業)

酒田ラーメンの歴史

【満月に来た有名人】
石川直也さん(日本ハムの投手)、村本大輔さん(ウーマンラッシュアワー)、団長 保田さん(安田大サーカス)、キャロライン・ケイ・グリルさん(米国オハイオ州デラウェア市長)、森山直太朗さん(歌手)、真矢ミキさん(女優)、前園真聖さん(元サッカー日本代表)、加納竜(俳優・元アイドル)、他。

満月 本店@酒田JR酒田駅より駅正面の県道41号線を西へ直進。
「御成町交差点」を左折。
県道42号線を経て「一番町交差点」を左折。
「新井田川」を越して少し歩いた右手にある。
満月専用の駐車場は、店舗の周りを中心に6箇所あり、車の利用者が多い。

満月 本店@酒田
民家を改装したようなファーザード。
2回目の改装後の店舗。

酒田ラーメンの歴史」は、大正年間に中国人が支那そばを屋台で引き売り歩いたのが始まりと言われている。
1926年(大正15年)には、麺を出す食堂が出現し、味や技術の手ほどきを受けた弟子たちが新たな店を開き、次第に軒数が増加した。
最盛期には80軒ものラーメン店が軒を連ねたという。

満月 本店@酒田
店頭の「ウェイティングスペース」。
テントが張られ、その下に丸椅子が置かれている。
混雑時は、「ウェイティングリスト」に、名前と人数を記入し外で待つ。

満月 本店@酒田
店内に入ると左手に厨房、それと向き合うカウンター席。
男性スタッフ2人と女性スタッフ4人で切り盛りをしている。

満月 本店@酒田
カウンター後方にテーブル席があり、その右手には小上がりがある。

満月 本店@酒田
総席数50席。
・カウンター6席。
・テーブル12席。
・座敷32席。

満月 本店@酒田
店内奥にも、小上がりがある。
その手前にウォーターサーバーが置いてあるので、お水はそちらでセルフサービス。
卓上調味料は、胡椒とS&Bの七味唐辛子。

実食レポート

満月本店@酒田(山形県酒田市)
本日は、「煮たまご入りワンタンメン/890円(税込)」。

お盆に載せられて提供。
レンゲは小皿付き。

やまがた地鶏のガラ・丸鶏等の動物系、トビウオの焼干・産地の違う3種類の煮干・北海道産昆布等の魚介系、香味野菜を炊いたスープ。

透明感のあるスープは、熱々の温度。
スープ表面には厚めの油が張られている。
先ずはスープを一口。
鶏のコクと魚介の旨味が、スーッと口の中へ広がる。
飛魚出汁と煮干し、昆布の滋味深い味わい。
カエシは出しゃばらずスッキリとしている。

続いて飲むと・・・。
動物系のボディが全体を包み、安定感を感じさせる。
飛魚出汁や煮干しが効いたスープだが、強引な旨味の引き出し方ではなく、丁寧に抽出した感じ。
様々な味が絡み合いながら、最後に魚介がふんわりと香って来る。
それぞれの材料の旨味が上手く調和していて、バランスの良いしっかりとした旨味を演出している。

麺は自家製の若干ウェーブの付いた中細ストレート麺。
小麦粉を3種類ブレンドし、シルクを練り込み、3日間熟成させたシルク麺。
透明感のある角に丸みを帯びた四角い断面。
スルスルと啜り心地が良く、スープも一緒に運んでくる。
歯切れが良く、プリプリとした食感。

具のチャーシューは、脂身を削いだ豚のモモ肉が3枚。
薄くスライスされたチャーシューは、適度な噛み応えを残した肉質。
味付けはあっさりめで、噛むほどに肉の旨味がジワジワと出て来る。

名物のワンタンは、極薄の皮で、スープの中で泳いでいる。
レンゲですくうと、フワフワトロトロの状態。
トゥルンと口の中に飛び込み、とろける感じ。
餡は気持ち程度で、町中華ワンタン仕様。
チャーシューの細切れと豚ミンチを混ぜ、スパイスで味を整えている。

メンマは平たい形状で、柔らかくシャクシャクとした食感。
味付けも程良い。

味玉は適度に味が染み込み、黄身がトロトロの半熟具合。

小口切りのネギは多めに入り、スープの味に清々しさを加えている。

【掲載】2020年7月 【行列】15人 【らーめんの王様】★★★★★

以前のレポート

★このページに掲載されているそれ以前の実食レポートは、下記のページです。

塩ワンタンメン【2019年7月】(2)
ワンタンメン(小)【2019年6月】(1)
 

shop info店舗情報

ラーメン店の店舗情報

店名
店舗基本情報
お店について
実食レポート
らーめんの王様(食べた評価)

inserted by FC2 system