年 代 | ラーメン・食品の歴史的出来事 |
1665年(寛文5) | ・水戸光圀が日本人として始めてラーメンを食す。 |
1867年(明治元) | ・「支那うどん」をチャンポンと名付けて登場(長崎) |
1872年(明治5) | ・横浜中華街の誕生。 ・神戸南京町(中華街)が出来る。 ・『精養軒(東京)』が創業。 |
1879年(明治12) | ・東京で初めて中華料理店『永和』が創業。 |
1883年(明治16) | ・『偕楽園』、『陶陶亭』等の支那料理店が東京に出来る。 |
1884年(明治17) | ・函館の『養和軒(ようわけん)』のメニューに「南京そば」が登場。 函館新聞の養和軒の広告(4月28日)に、“南京そば15銭”の文字が載っている。 但し、南京そばと現在のラーメンとの関係は不明。 |
1887年(明治20) | ・『聘珍樓(横浜)』が創業。 |
1889年(明治22) | ・『維新號(東京)』が創業。 |
1899年(明治32) | ・長崎チャンポンが登場『四海樓(長崎)』。 ・牛丼の『吉野家』東京・日本橋で創業。 |
1903年(明治36) | ・『むらちゃん(群馬県・藤岡)』が創業。 |
1907年(明治40) | ・横浜中華街にラーメンの原型が登場。 |
1910年(明治43) | ・全国初のラーメン店(店舗営業)が東京で開業。 『来々軒(浅草)』。 |
1916年(大正5) | ・栃木県佐野に初のラーメン店が登場-『宝来軒』。 ・『萬隆軒(大阪)』が屋台開始。 |
1918年(大正7) | ・『奇珍楼(神奈川県・石川町)』が、創業。 |
1920年(大正9) | ・中華料理のブーム。 |
1922年(大正11) | ・札幌に初のラーメン店が、登場『竹屋食堂』。 |
1923年(大正12) | ・日本人が経営する“かん水”業者が、横浜と東京深川で開業。 ・『志のぶ本店(仙台)」が創業。 |
1925年(大正14) | ・喜多方に初のラーメン店が登場『源来軒』。 ・『広珍軒(岡山)』が創業。 |
1926年(大15・昭元) | ・『銀座アスター』1号店が創業。 ・『芳蘭(札幌)』が創業。 ・『上海(喜多方)』が創業。 |
1927年(昭和2) | ・『保盛軒(新潟)』が創業。 |
1928年(昭和3) | ・元祖尾道ラーメン(広島)の登場。 中国福建省から来日し、尾道市内で製麺所に住み込んでいた人物が作り始めたのが元と言われている。 ・『海員閣(横浜)』が創業。 |
1929年(昭和4) | ・『萬福(東京・銀座)』が創業 |
1930年(昭和5) | ・東京のラーメン一杯10銭。 ・『丸見食堂(喜多方)』が創業。 ・『百万元(岡山)」が創業。 ・『銀水(釧路)」が創業。 |
1931年(昭和6) | ・『たいめいけん(東京都・日本橋)」が創業。 |
1932年(昭和7) | ・大阪梅田の阪急デパートに『支那食堂』が登場。 |
1933年(昭和8) | ・東京のラーメン一杯15銭。 |
1934年(昭和9) | ・『ホープ軒本舗』の創業者・難波二三夫氏が、錦糸町で『貧乏軒』の名前で屋台を開始。 ・『マルタマ食堂(秋田県・十文字)』が創業。 |
1935年(昭和10) | ・『来々軒(札幌)』が創業。 ・『一六軒(福島県・白川)』が創業。 |
1937年(昭和12) | ・久留米に初のラーメン店が登場『南京千両』 ・仙台の『龍亭』が涼拌麺(りゃんばんめん)を発売。これが“冷やし中華”の原型。 ・『天天有(長崎県)』が創業。 ・『くまげん(岩手県・雫石)』が創業。 |
1938年(昭和13) | ・『新福菜館(京都)』が屋台で登場。 ・『まさご(岐阜・高山)』が中華屋台で開始。 ・『たかみ屋(岩手・盛岡)』が屋台開始。 |
1939年(昭和14) | ・『中華のサカイ(京都府)』が創業。 |
1940年(昭和15) | ・和歌山ラーメンの元祖『丸高中華そば』が開業。 |
1941年(昭和16) | ・戦争によりラーメンの製造販売中止。 |
1945年(昭和20) | ・終戦を迎え、闇市でラーメン屋台が活発化する。 |
1946年(昭和21) | ・東京のラーメン一杯20円。 ・『寿がきや(愛知県・名古屋)』開業。 ・『蜂屋(北海道・旭川)』が創業。 |
1947年(昭和22) | ・尾道ラーメンの老舗『朱華園』が屋台で開業。 ・荻窪ラーメンの老舗『漢珍亭』が開業。 ・旭川ラーメンの老舗『蜂屋』、『青葉』が開業。 ・『ますたに(京都府)』が創業。 ・『のぼる屋(鹿児島県)』が創業。 ・『だるま軒(北海道・札幌)』が創業。 ・『満州味(鳥取県・米子)』が創業。 |
1948年(昭和23) | ・福岡県博多で屋台ラーメンの『赤のれん』が開業、博多ラーメンの始まり。 ・荻窪ラーメンの老舗『丸長』が開業。 ・『栄屋ミルクホール(東京都・神田)』が創業。 ・『角や(岐阜県・高山)』が創業。 ・『浅月(岡山県)』が創業。 ・『a子ラーメン(福岡県・門司)』が創業。 ・『吉四六ラーメン(大分県・別府)』が創業。 ・『こむらさき(鹿児島県)』が創業。) |
1949年(昭和24) | ・喜多方ラーメンの老舗『まこと食堂』が開業。 ・荻窪ラーメンの老舗『春木屋』が開業。 |
1950年(昭和25) | ・『味の三平(札幌)』が開業。味噌ラーメンを考案した「大宮盛人(おおみやもりと)」氏のお店。 ・『熊さん(北海道・札幌)』が創業。 ・『鳳蘭(北海道・函館)』が創業。 ・『丸信(東京都・荻窪)』が創業。 |
1951年(昭和26) | ・札幌ラーメン横丁が出来始める。 ・『大勝軒(東京都・中野)』が創業。 |
1952年(昭和27) | ・『栄屋本店(山形県)』が創業。 ・『やよいそば(岐阜県・高山)』が創業。 ・『大砲ラーメン(福岡県久留米)』が創業。 |
1954年(昭和29) | ・『こむらさき(熊本)』が創業。 |
1955年(昭和30) | ・味噌ラーメンの原型(豚汁に麺を入れたもの)が、客の要望で登場…『味の三平(札幌)』。 ・博多・長浜に屋台ラーメンが登場。“替玉”を考案。長浜ラーメンの始まり。 ・『大勝軒(東京都・中野)』にて、山岸一雄氏が、“つけ麺”を開発。 ・『桂花(熊本県)』が創業。 |
1956年(昭和31) | ・東京のラーメン一杯40円。 ・『本家・第一旭(京都府)』が創業。 ・『和田屋(鹿児島県)』が創業。 |
1957年(昭和32年) | ・『黒亭(熊本県)』が創業。 |
1958年(昭和33) | ・札幌味噌ラーメンの誕生。『味の三平(札幌)』から、“味噌味メン”として販売。 ・初のインスタントラーメン『日清チキンラーメン』が発売。 ・差別用語撤廃から、「支那そば」が「中華そば」、「ラーメン」に落ち着く。 ・『珍珍亭(東京・武蔵境)』が油そばを考案。 ・『龍上海(山形県・赤湯)』が創業。 ・『坂内(福島県・喜多方)』が創業。 |
1959年(昭和34) | ・福岡でマルタイが「チキン味棒ラーメン」を発売。 |
1960年(昭和35) | ・『龍上海(山形県南陽市)』が、“赤湯からみそラーメン”を販売。 |
1961年(昭和36) | ・山岸一雄氏、『東池袋 大勝軒』を開業。 |
1962年(昭和37) | ・明星食品から、スープ別添えのラーメンが登場 。 |
1963年(昭和38) | ・「ワンタンメン(エースコック)」が発売。 |
1964年(昭和39) | ・タンメンのブーム。 ・「長崎タンメン(サンヨ−食品)」がヒット。 ・札幌『華平』の川西寛明氏がラーメンにバターを入れることを考案。 |
1965年(昭和40) | ・高島屋物産展で、味噌ラーメンの実演販売を実施。 |
1966年(昭和41) | ・「冷やしラーメン(東洋水産)」がヒット。 ・ラーメン好きの「怪獣ブースカ」がTV放映。 ・サッポロ一番(サンヨー食品)が醤油と塩を発売。 ・「チャルメラ(明星食品)」が発売。 |
1967年(昭和42) | ・札幌ラーメン『どさん子』1号店がオープン。チェーン店を各地で展開。 ・回転寿司登場。 ・東京のラーメン一杯100円。 |
1968年(昭和43) | ・味噌ラーメンのブーム。 ・「出前一丁(日清食品)」が発売。 ・サッポロ一番(サンヨー食品)の味噌ラーメンが発売され、大ブームになる。 ・「小僧寿司」チェーン展開。 ・『ラーメン二郎(東京都・三田)』が創業。 |
1969年(昭和44) | ・インスタントラーメンに、ノンフライ麺が登場。「中麺(明星食品」。 続いて「日清生中華(日清食品)」、「来来軒(サンヨー食品)」、「なま味ラーメン(東洋水産)」、「麺生中華(エースコック)」などが販売され、ノンフライ麺がブームになった。 |
1970年(昭和45) | ・「ケンタッキーフライドチキン」日本で登場。 ・スカイラーク・1号店(国立)>すかいらーく。 |
1971年(昭和46) | ・初のカップラーメン登場。「カップヌードル(日清食品)」が大ヒット。 ・「ミスタードーナツ」日本での1号店登場。 ・「マグドナルド」日本での1号店登場。 |
1973年(昭和48) | ・牛丼の「吉野家」登場・フランチャイズ一号店・(小田原)。 ・『とら食堂(福島県白河)』が創業。 |
1974年(昭和49) | ・「セブンイレブン」日本での1号店。 ・「家系」の元祖『吉村家(神奈川県・横浜)』が開業。 ・『天下一品(京都府)』が創業。 |
1975年(昭和50) | ・京風ラーメンの登場。 ・「カップきつねうどん(東洋水産)が発売、ヒット。 |
1976年(昭和51) | ・元祖『来々軒(來々軒)』が姿を消す。 ・東京のラーメン一杯250円。 ・蕎麦・うどんの麺の生産量を中華麺が上回る。 |
1977年(昭和52) | ・つけ麺のブーム・即席のつけ麺も出回る。 |
1984年(昭和59) | ・博多ラーメンのブーム。 ・築地博多ラーメン『ふくちゃん』開業。 |
1985年(昭和60) | ・激辛ラーメンのブーム。 |
1986年(昭和61) | ・荻窪ラーメンのブーム。 |
1987年(昭和62) | ・喜多方ラーメンのブーム。 ・東京のラーメン一杯440円。 |
1988年(昭和63) | ・佐野ラーメンのブーム。 |
1989年(昭和64・平成元年) | ・カップ麺が、袋麺の生産を上回る。 |
1990年(平成2) | ・豚骨背脂系ラーメンのブーム。 |
1992年(平成4) | ・日清「ラ王」発売。 |
1993年(平成5) | ・「全国ラーメン仲良し会」を結成。 |
1994年(平成6) | ・『新横浜ラーメン博物館』Open。 |
1996年(平成8) | ・『あさひかわラーメン村』Open。 ・新東京ラーメンブーム。 |
1997年(平成9) | ・油そば(東京多摩地区)のブーム。 ・旭川ラーメンのブーム。 |
1998年(平成10) | ・和歌山ラーメンのブーム。 ・ご当地ラーメンブーム。 ・『吉村家』を元祖とする家系ラーメンがブレイク。 |
1999年(平成11) | ・徳島ラーメンのブーム。 ・塩ラーメンブーム。 ・毎月11日が「麺の日」として、「全国製麺協同組合連合会」によって制定された。 |
2000年(平成12) | ・魚介ダシ・Wスープ・トリプルスープのお店が急増。 |
2001年(平成13) | ・ラーメンコンプレックス・テーマパークが各地に出始める。 ・『小樽運河食堂ラーメン工房』Open。 ・『ラーメンスタジアム@福岡』Open。 ・TV「ガチンコ・ラーメン道」が話題になる。 ・お店の屋号をつけたカップ麺が続々と発売。 |
2002年(平成14) | ・ラーメンテーマパーク、ラーメンコンプレックスなどの施設が次々とオープン。 ・『らーめん七福神@大宮』Open。 ・『VINAWALK(ビナウォーク)@海老名』Open。 ・『泉ヶ丘ラーメン劇場@大阪』Open。 ・「大勝軒」「二郎」の暖簾分けの店が続々と出店。 ・首都圏を中心に、Wスープ系が人気となる。 |
2003年(平成15) | ・『ラーメンアカデミー@埼玉県武蔵浦和』Open。 ・『ワンズモールラーメン劇場@千葉』Open。 ・『麺喰王国@渋谷』Open。 ・『ラーメン国技場@仙台」Open。 ・カレーラーメンブーム。 ・『ラーメン哲人館@名古屋市』Open。 ・ダイニングバースタイルのお店でのラーメンが登場。 |
2004年(平成16) | ・池袋ひかり町『ラーメン名作座』Open。 ・『小田原城下らーめん宿場町@神奈川』Open。 ・『品達ラーメン麺達七人衆@品川」Open。 |
2005年(平成17) | ・鶏白湯(とりぱいたん)スープが静かなブーム。 |
2006年(平成18) | ・魚粉をスープに入れる、振り掛ける、トッピングするお店が増加。 ・冷やしラーメン、和え麺のメニューを加えるお店が増加。 |
2007年(平成19) | ・油麺復活。 ・イタリアンを融合したラーメン・つけ麺の登場。 |
2008年(平成20) | ・小麦粉の高騰により、デフォルトのラーメン一杯の値段が600円台より、700円台に突入。 ・味噌ラーメン専門店の増加。 ・期間限定に味噌ラーメンをメニューに加えるお店が増加。 ・ベジポタ(ベジタブルポタージュ)系のスープが流行る。 |
2009年(平成21) | ・名店出身者の新店が続々登場。脚光を浴びる。 ・新感覚のタンメンの登場。 ・煮干しを強調したラーメンの復活。 |
2010年(平成22) | ・淡麗系のラーメンが復活。 ・担々麺をメニューに加えるお店の増加。 ・冷やしラーメンを提供するお店が増加。 ・肉そば系のお店が増加。 ・ラーメン二郎インスパイア系の増加。 |
2011年(平成23) | ・冷やし中華をメニューに加えるお店の増加。 ・創作冷やし麺・冷やしラーメンを提供するお店の増加。 ・焼きラーメンを提供するお店が出てくる。 |
2012年(平成24) | ・日本の人気ラーメン店が、シンガポール、台湾、香港などに相次いで進出。 ・ラーメン店が60店舗に達するニューヨークで「NYストリート・ラーメン・コンテスト」が開催。 ・清湯系の実力店が増加。 ・東洋水産の「マルちゃん正麺」が大ヒット。 生麺をそのまま乾燥させる新しい製法で、生麺に近い食感を実現させた。 日清食品「日清ラ王・袋麺」、サンヨー食品の「サッポロ一番・麺の力」といった追随商品も登場した。 |
2013年(平成25) | ・昨年に続き、清湯系の実力店が増加。 |
2014年(平成26) | ・名古屋発祥の「台湾まぜそば」がブレイク。 |
2015年(平成27) | ・自家製麺を提供するお店が増加。 ・「煮干系」のラーメン店が増加。 |
2016年(平成28) | ・貝出汁を提供するお店の出現。 ・有名店のセカンドブランド店が増加。 |
2017年(平成29) | ・汁なし担々麺を提供する店が増加。 |
2018年(平成30) | ・家系のチェーン店の増加。 ・手打ち麺をウリにするお店の増加。 ・山椒やスパイスを駆使したラーメンの登場。 |
年代
らーめん・食品の歴史的出来事