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映画『タンポポ@伊丹十三監督』流作法」

始めに

ラーメンの食べ方ってあるの?
基本的にはないと思います。
作り手に失礼にならないように食べるマナーはあると思いますが、好きな順番で好きなように食べれば良いのです。
ここで述べるのは、我流の食べ方です。
※引用した文章は、読みやすいように一部加除訂正している場合もあるのでご了承ください。

「映画『タンポポ@伊丹十三監督』流作法」編

■最初にまず、ラーメンをよく見ます。

■どんぶりの全容をラーメンの湯気を吸い込みながら、しみじみと鑑賞して下さい。
スープの表面にキラキラ浮かぶ無数の油の玉、油にぬれて光る支那竹、早くも黒々と湿り始めた海苔、浮き沈みしているネギたち。そして、何よりも、これらの具の主役でありながら、ひっそりと控えめにその身を沈めている焼豚。

■箸の先で、ラーメンの表面をならすと言うか、なでると言うか、そういう動作をして下さい。これは、ラーメンに対する愛情の表現です。

■次に、箸の先で焼き豚をいとおしむように突っつき、おもむろにつまみ上げ、どんぶりの右上の位置に沈ませ加減に安置します。この時、心の中でわびるがごとく呟きます。『後でね…』

■いよいよ麺から食べ始めます。

■この時、麺をすすりつつも、眼はあくまでも、しっかりと右上の焼豚に注いでおいて下さい。
これも愛情のこもった視線で…。

■次に支那竹を一本口の中に入れ、しばし味わう。それを飲み込むと、今度は麺を一口。
麺が口の中にあるうちに、また、支那竹を一本口の中に入れる。

■ここで、始めてスープをすすります。立て続けに3回。

■それからおもむろに体を起こし、「ふー」とため息をつきます。

■意を決したかのごとく、1枚目の焼豚をつまみあげ、どんぶりの内側に軽くたたき付け、お汁を切ります。

■そして、至福の時を迎えたかのように満足げな顔で、焼豚をゆっくり味わいながら食べます。
 

色々な人のラーメンの食べ方

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