＞東京多摩地区のラーメン店リスト＞サニー＠ひばりヶ丘【所在地】東京都西東京市ひばりが丘北3-2-5 【お店の地図】
【電話】042-424-3214
【定休日】水曜・第3火曜
【営業時間】
○11：30-21：00（ラストオーダー20：30）
【最寄駅】西武池袋線 ひばりヶ丘駅 徒歩2分
【メニュー】
○らーめん（並）700円、（大）900円、（小）600円、（極小）500円
◎もりそば（並）700円、（大）900円、（小）650円、（極小）550円
◎あつもり（並）700円、（大）900円、（小）650円、（極小）550円
◇バター60円、なま卵・ゆで玉子各80円、コーン・ワカメ150円、メンマ250円、チャーシュー350円
□おつまみ150円、キムチ350円、手作り餃子500円、他
※（らーめんの麺の量）-（並）280ｇ・（大）450ｇ・（小）200ｇ
※（もりそばの麺の量）-（並）330ｇ・（大）500ｇ・（小）250ｇ
【系統】東池袋大勝軒系系東京ラーメン
【お店について】
1990年（平成2年）1月23日創業。ご主人の新井規雄氏は、名店「東池袋大勝軒」の山岸一雄氏の一番弟子の一人。
師匠の山岸氏は、奥さんの他界後一度店を閉めた。ファンの要望により、1987年（昭和62年）3月20日に再開。その際、これまで家族経営だった大勝軒に、初めての弟子を採用した。それが、「サニー」の新井氏と「豪快＠六会日大前（神奈川県藤沢市）」の佐藤省三氏の2人だった。
新井氏は元々喫茶店を経営する父親の跡取り息子だったが、修行をした後、店替えをした。屋号の「サニー」は喫茶店時代の名称を引き継いだものと思われる。
お店は、ひばりヶ丘駅北口を降りて、右（池袋方面）へしばらく歩き、突き当りを左折して直ぐの場所にある。黒地に白抜きで「もりそば・らーめん」と書かれた電飾の看板が目印。
店内は広く、磨きがかかって清潔感溢れる空間。入って左側にテーブル2卓の8席、厨房を囲むようなＬ字型のカウンター13席。卓上には、黒と白の胡椒・醤油・酢・ラー油・おろしニンニク・一味唐辛子・豆板醤等が置かれている。厨房とカウンター席の間仕切りにはガラスがはめ込まれ、そこに雑誌に紹介された記事の切り抜きが貼られている。スタッフは男性2名と女性2名の体制。口頭注文、後払い製。
行列こそ出来ないものの、引っ切り無しに人が訪れる。年齢層も幅広く、地元密着型の人気店。
麺は、毎日15時から打つという加水率40％の自家製麺。（並）の量でもボリュームがあるので、女性には（小）、子どもには（極小）が推奨。
本日は「あつもり（小）」。
中太のストレート麺は、らーめんと共通のものを使用。東池袋大勝軒系列の中ではかなり細め。柔らかめの茹で加減で、コシはないがモチッとした食感で、ツルツルとした喉越しの良さがある。麺の量が（小）と言っても250ｇあるので、腹ペコでなければ充分満足できる量。
つけ汁は、醤油ベースでアッサリとしたタイプ。醤油の味と酢の酸味が先行し、魚介系の出汁と動物系の出汁の旨味が後から来る感じ。大勝軒特有の豚骨ベースに、甘味、魚介風味を効かせたパンチ力のある味わいとは対照的。どちらかと言えば、「大勝軒＠中野」寄りと言える。ひょっとしたら、“山岸一雄”氏がつけそばを世に送り出した時の原初のスタイルなのかもしれない。
具のチャーシューは1枚を半分に切った半月型のものが2枚。しっとりとした肉質で美味しい。メンマはシャキシャキとした食感。他の具は海苔、小口切りのネギ、ナルト、1/2ゆで玉子。
最後にスープ割り。酢のツンツンとした感じが強調され、口の中はさっぱりとした後味。
【掲載】2009年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆
本日は「らーめん（並）」。ゲンコツ・鶏ガラを強火で煮込み、鰹節・煮干し・香味野菜を加えて摂ったスープ。
スープの色は意外にも濁りがない。「東池袋大勝軒のれん会」に属する約60店舗と非加盟のお店を含めて、その多くは“茶濁”と言われる色をしている。このスープの色を見る限り、「東池袋大勝軒」が世に広く知られる前の原初の“カタチ”ではなかろうか。
スープを一口飲むと、インパクトはないが、大勝軒らしさはある。出汁の効き具合は、やや弱いかなという印象だが、動物系と魚介系のバランスが良く優しい味わい。醤油の味も前面に出ていて、ホット心が和む。
自家製の中太ストレート麺は、柔らかめの茹で加減。コシは強くなく、モチモチとした食感。加水率が高く、口当たり感、喉越し感は良い。
具のチャーシューは肩ロースを使用。肉質はしっとりとした感じで、口の中でホロホロと崩れる柔らかさ。メンマは味付が薄め、柔らかくシャキシャキとした食感。他の具は、小さめの海苔、ナルト、1/2のゆで玉子、小口切りのネギ。
【掲載】2009年11月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆