本日は「カツそば」。
茶濁色のスープの中央に、トンカツが鎮座。
一般的なトンカツ定食などのカツと同様の大きさのもの。
スープは、豚骨・豚皮、うるめイワシの削り節、昆布、リンゴ、玉ねぎ、にんにく等。
カエシは、チャーシューを炊いた醤油と味醂+煮汁。
丼からは、豚骨の膠質の香り。
豚骨を12時間煮込んだだけあり、濁っている。
先ずは、スープを一口。
表面に浮かぶラードのおかげで、サラリとした口当たり。
醤油の風味が効いていて、ほのかな甘みもある。
全体的にすっきりとした印象。
続いて飲むと・・・。
甘味の奥にほのかに感じる酸味のある醤油の味。
嫌みはないもののカエシの甘辛い味が強めで、時折豚骨の味も主張する。
麺は自家製の中細ストレート麺。
柔らかめの茹で加減。
スルスルと啜り心地が、良い。
スープをよく絡めとり、噛んでは小麦のフレッシュな香り。
具のトンカツは、スープに浸っていない部分はサックリ。
後は、衣にスープが染みている。
別皿の方が良さそうだが、それだとカツそばにならない。
下味の塩胡椒がしっかりとしていて、厚みもあり、肉の味を堪能することが出来る。
スープがあっさりなので、くどさを感じることもない。
チャーシューは、豚バラの厚切りが4枚。
トンカツが載るので、チャーシューは無しかと思ったので意外。
味が染み込み、しっとりとした肉質。
メンマは柔らかく、シャクシャクとした食感。
他の具は小口切りの九条ネギ。
【掲載】2017年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆