本日は「チャーシュー麺/1000円(税込)」。
丼鉢のサイドは赤く、縁に赤いラインが入り、双喜紋と龍が描かれたオーソドックスな丼鉢。
出汁は、利尻昆布・干しシイタケ・チャーシューの煮汁。
カエシは、「竹岡醤油・京都」と「粟国の塩・沖縄」が使用されている。
利尻昆布と干しシイタケの出汁は別々に取り、提供直前に合わせている。
淡い茶色をした透明感のある清湯スープ。
表面には、程良い油分の輪が浮いている。
丼鉢からは、椎茸の香りが心地良く漂う。
先ずはスープを一口。
椎茸の出汁が押し寄せ、全面展開。
その後、昆布の旨味がググっと押し寄せる。
醤油味と塩味(えんみ)を控えめにしつつも、しっかりとした旨味が感じられる。
続いて飲むと・・・。
あっさりとしながらも重厚さがあり、しっかりとした旨味。
出汁の旨味を味わいながら、サブ的な醤油の甘みも感じられる。
素材同士が喧嘩しないバランスの良さが絶妙。
優しさの中に、グイグイと引き付けるパワーがあり、滋味溢れる味わいで思わず口元が綻びる。
麺は、「小林製麺・群馬県」製の中細ストレート麺。
使用する小麦粉は、北海道産「春よ恋」、「ゆめちから」、群馬県産小麦の3種類をブレンド。
その麺を5〜7日間熟成させたもの。
麺量は120gと少なめで、茹で時間は55秒。
エッジに丸みがある四角い断面。
啜るとスルスルと軽快に口の中へ滑り込む。
噛むとパッツンと切れる歯切れの良さ。
コシがあり、ムチッとした食感。
スープの持ち上げも良く、小麦の風味も豊か。
具のチャーシューは、群馬県「ほそやのまる豚」のバラ肉が6枚。
脂身は多いが甘みがあり、赤身の部分は柔らかい。
メンマは、愛媛県産の「孟宗竹」を使ったもの。
台湾産が多いが、国産とは珍しい。
味は濃過ぎず、固過ぎず、柔らか過ぎず、サクッと噛み切れて食べやすい。
九条葱は、シャキシャキで甘みがある。
【掲載】2020年2月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★★