本日はランチセット「熊本県産ひのひかり+潮薫醤油ラーメン+四川風鶏肉のラー油掛け」。
「潮薫醤油ラーメン」。
昆布と椎茸、焼きアゴ、カツオ、ウルメイワシ、鯖、アサリ等からとったスープ。
タレは、干しエビ、干し貝柱、干しアワビ、昆布、カツオ等で作った自家製ダシ醤油。
やや小ぶりの丼鉢。
淀みのない透明感のある綺麗なスープ。
表面には、ネギ油が浮かぶ。
先ずはスープを一口。
香味油が多めに張られギトギト感はあるものの、サラッとした口当たり。
あっさりとしていて雑味のない上品な味わい。
続いて飲むと・・・。
「塩」と言われればそう思ってしまう醤油味。
様々な食材の旨みが折り重なり、奥行きのある味わい。
甲殻類の風味と乾物類の滋味深い味わいがギュっと詰まっており、余韻に浸れる。
麺は細ストレート麺。
手もみが加わっているので、軽くウェーブが付いている。
福岡の本店で製麺して1週間寝かせ、こちらでも1週間寝かせた熟成麺。
加水率高めで、透明感のあるツルツルとした麺肌。
啜るとやや摩擦係数が高い。
噛むとプリプリとしていて、弾力性がある。
麺量は125gと少なめ。
具のチャーシューは、イベリコ豚の中でも最高級のベジョータを使用したもの。
醤油ダレ・ラー油・赤ワインなどをブレンドしたタレに浸けて真空パックにして保存。
それをスライスして焼き、提供直前にバーナーで炙りを入れたもの。
見た目、食感ともに脂身。
プルプル感があって、甘味はある。
他の具は、白髪ネギと小口切りのネギ、水菜、糸唐辛子。
「四川風鶏肉のラー油掛け」。
出汁で煮た鶏肉。
柔らかく、程よい味付け。
タレのピリ辛加減も良く、ご飯がススム。
水菜とニンジン、大根のサラダは、良い箸休め。
ラーメン単体だと高めに感じる価格設定も、この副菜が付くことで納得。
「熊本県産ひのひかり」。
ご飯の“ひのひかり”は、「コシヒカリ」と「黄金晴」の交配によって生まれた水稲ウルチ米。
九州地方を表す「日」と米の光るさまを表した「ヒカリ」を合わせた名前。
こしひかりに似ているが、価格が安いので外食産業では重宝されている品種。
やや小粒だが厚みのある米。
やや固めに炊かれているので、残して置いたスープを入れて雑炊風にして食す。
これは当たり。
【掲載】2017年11月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆