本日は「角ふじめん」。
徐(しず)かなること林の如く、動かざること山の如し。
8:2の割合のもやしとキャベツの上に、刻み玉ねぎ、頂上には醤油付けの刻みニンニクが盛られている。
まったく麺が見えない。
まずは、スープを一口。茶色く濁っているが豚骨は強くない。
微かに鰹の風味。
かえしの甘さ(味醂ではなく砂糖)と背脂の甘味で、醤油風味の甘めのスープ。
塩分は抑え目にしてあり、飲みやすい。
野菜はシャッキとした食感が残っていて、飽きることはない。
よくさらした玉ねぎも、箸休め的な役割を担っている。
更に、ニンニク味噌のような醤油漬けを溶かし込むとスープの味に深みが出て美味しくなる。
野菜から水分が出てスープが薄まることを防ぐ効果もある。
揚げ玉風の背脂が多めに入っている。
麺は3種類の小麦粉をブレンドした四角い形状の太縮れ麺。
ごわごわした感じにも見えたが、食べるとそうでもない。
しっかりとしたコシがあり、ムチッとした食感。
チャーシューは肉厚でしっとり感のある煮豚が2枚。
味付も程よい。
肉エキスが出てしまったものを味つけしたタイプと違い、味わいがある。
量的にはお腹が苦しくならない程度。
野菜が大量に食べられるのが嬉しい。
ニンニクは入れてもらった方が、断然インパクトが強くなり美味しくなるが、翌朝も匂いが消えることはなかった。
【掲載】2007年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★☆☆