本日は、「醤油らーめん/800円(税込)」。
スープに使う鶏は、種鶏(親鶏のオス)を1羽丸ごとで仕入れ、店でさばき、骨と肉に分けている。
その鶏の清湯スープに、カツオ節やサバ節、昆布などを使った魚介系スープを合わせたもの。
カエシは生揚げ醤油、再仕込み、濃口醤油など3〜4種類の醤油の配合を変えて使っている。
香味油は、鶏と豚から抽出後、タマネギ、ネギ、ニンニク、生姜などで香りづけをし、その後、煮干しでさらに香りをつけたものを使用。
スープ表面には油が張られ、穏やかな醤油の色。
輪郭がハッキリとした各パーツが一体となり、眉目秀麗。
先ずはスープを一口。
鶏出汁のコクに、魚介の風味がふんわり香る。
醤油のカエシが、塩味高めの淡麗なる味わい。
続いて飲むと・・・。
醤油の旨味を上手に前面に出し、鶏と乾物系の旨味がバランス良く後支え。
雑味が全く無く、鶏と煮干しや昆布などを感じることができる。
角の取れた醤油の甘みが口の中に広がり、飲むとジンワリと五臓六腑に染み渡る優しい味わい。。
麺は、自家製の縮れ太麺。
麺の量は、大盛(250g)を選択。
茹でる前に丁寧に手揉みがなされ、不揃いで歪な形状。
1本たりとも同じ麺はなく、1本の中でも厚みと幅が違う。
啜るとフルフルと横揺れし、ピロピロとした口当たり。
麺の厚さの違いにより、スープの絡み具合も変化に富む。
噛むとムッチリとした食感。
噛みしめると、小麦の甘みが出てきて美味しい。
具のチャーシューは、豚肩ロース肉と豚バラ肉の2枚。
ロース肉は、低温調理のレアな感じ。
しっとりとした肉質で、噛みしめるごとに肉の旨味を味わえる。
バラ肉は、柔らかく、ジューシーな脂の旨味を味わえる。
メンマは、細く裂かれたもので、コリコリとした食感。
味付けはほんのりスパイシー。
他の具は、ほうれん草と小口切りのネギ。
【掲載】2019年9月 【行列】12人 【らーめんの王様】★★★★★