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はつね|西荻窪駅(JR中央線・総武線/東京メトロ東西線)

店舗基本情報

はつね
【所在地】東京都杉並区西荻南3-11-9 【お店の地図】
【電話】03-3333-8501
【定休日】土曜・日曜・祝日
【営業時間】12:00-17:00
【最寄駅】JR中央線・総武線/東京メトロ東西線 西荻窪駅 徒歩1分

【メニュー】
○ラーメン600円、ワンタンメン700円、もやしそば700円、タンメン700円、焼豚メン900円、焼豚ワンタンメン1000円、他

【系統】鶏ガラ醤油系東京ラーメン

【お店について】
1961年創業。
西荻窪駅からすぐの路地裏、サカエ通りにあるお店。
戦後間もなくこの場所で先代の母親が始めたのが小料理屋の「初音」。
その店舗を引き継ぎラーメン専門店としたのが先代のご主人。
その際、母親の名前である「初音」の屋号をひらがなで「はつね」とした。
現在は、先代の後を継いだ娘婿さんと娘さん(姉さん女房?)のご夫婦二人で切り盛りをしている。

忽然と現れる行列は西荻窪唯一と言っても良い。
藍色地に白抜きの店名が書かれた暖簾とピンク・青・白のストライプのひさしが目印。
並んでいる間、換気扇から吹き出る熱風が私の頭皮を刺激する。

店内はカウンター6席のこじんまりとした空間。
脇を締めないと隣の人と肘がぶつかる。
厨房では調理の合間合間に、ワンタンの仕込みやチャーシューを切り分けたりと隙間がない。
チャーシューには隠し包丁を入れるなど丁寧な仕事をしている。
麺上げも平ザルにて手際の良い手さばき。
日本料理出身ならではの技。実直そうなご主人の仕事ぶりを見ながらしばし待つ。
BGMはAMラジオ。

実食レポート

はつね@西荻窪・東京ラーメン
 本日は「ラーメン」。丼は小ぶりに見えるが容量はある。焼ちくわのトッピングとは珍しい。TVチャンピオンのラーメン王選手権の出題で「どこのお店?」と問われたならば迷わず正解できそう。先代の好みでナルトの代わりらしい。メンマはなし。

 透明感のあるスープはスッキリとした味わいで、体に「しみるー」といったクリアーな味わい。魚介や動物系の素材感はあまり感じられない。むしろ野菜のエキスが出ていて、醤油の香りがほのかに香る。鶏のダシは丁寧な下処理のためか特有の臭みはない。油分も少なく、醤油ダレも角がない。化学調味料の嫌味な感じも舌には残らず、完璧に自然とはいえないまでも後味もよくグイグイ飲めてしまうスープ。

 中太縮れ麺は小麦の風味も感じられる。柔らかめの茹で加減で、最初はスープとの絡みは弱いが徐々に一体感が出てくる。

 具のチャーシューはモモ肉の煮豚。やや引き締まってはいるが、程よい味付けで肉の食感を味わうには良い。肉を噛みしめつつ麺を啜る、これがこのラーメンの醍醐味かな。青みはほうれん草ではなく絹さや。他の具はネギと海苔。この海苔が最初、磯の風味がして良かった。帰り際、「お忘れものありませんように」という言葉かけをしているのも好印象。先代の頃は摩り下ろしニンニクと生姜を加えた「サッポロ」という幻のメニューもあったそうな。

 マスコミにあまり露出しないお店。にも拘らず、常時行列が出来る人気店。家に帰って「ニンニク臭い」と家族に嫌われ、ゲップをするたびに食べた記憶が甦るラーメンもあれば、薄口で淡麗ではあるが人の心を捉えるラーメンもある。このお店はまさに後者であり、かたくなまでに正統派東京ラーメンの味を守り続けるお店の一つでもある。

【掲載】2006年4月 【行列】8人 【らーめんの王様】★★★☆☆

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