本日は「らーめん+トマベジ+味玉」。
魚介は使わず、豚の旨味と香りだけを最大限引き出したスープ。
国産豚骨の大腿骨・背骨・足・背脂・豚皮等を、部位によって違う寸胴で炊き分ける。
骨の部位によっては、約18時間も炊く。
タレには本醸造の白醤油を使用。
先ずは、スープを一口。
豚骨の濃度は高く、ドロッとしている。
オールドスタイルの豚骨スープだが、豚骨特有の膠質の匂いはない。
重さ・くどさはなく後口スッキリ。
続いて飲むと・・・。
ポタージュスープの如く、円やかで優しい味わい。
塩気も穏やかで尖りもない。
過去に何処かで味わった覚えのある味ではあるが、ブラッシュアップされた豚骨スープ。
麺は、「三河屋製麺」製の特注の中太ストレート麺。
北海道産小麦100%を使用したもので、麺量は200gでボリュームはある。
ツルツルとした麺肌ではあるが、啜るとモソッとした感じ。
スープがしっかり受け止め、モチっとした食感。
噛みしめると小麦の甘みも出てくる。
別添えの「トマベジ」は、国産野菜100%。
1日に必要な野菜350gの半分が摂取可能。
野菜の種類は、多めのキャベツともやし、少なめのニラとニンジン。
シャッキリとした歯応えを残した茹で野菜。
タレは数種類のハーブと岩塩を配合したトマトペースト。
適度な酸味とハーブの香りが加わったイタリアンテイスト。
食べ始めはラーメン単体で楽しみ、中盤からトマベジを加えて楽しむ。
意外にも豚骨ラーメンとよく合う。
具のチャーシューは、厚切りのしっとりとした肉質のものが2枚。
味玉は、味付控えめで黄身がトロトロの半熟具合。
4種類のラーメンに、8種類のトッピングを提供するという着想はとても斬新。
【掲載】2017年10月 【行列】5人 【らーめんの王様】★★★★☆