らーめん自由区・東京ラーメン食べ歩きガイド東京多摩地区のラーメン店リスト>新源地@三鷹
らーめん新源地・閉店
らーめん しんげんち
【所在地】東京都武蔵野市西久保2-21-3 あろえマンション102 【お店の地図】
【電話】0422-52-0150
【定休日】月曜
【営業時間】11:30-15:00/18:00-22:00
【最寄駅】
 ○JR中央線・総武線 三鷹駅 徒歩11分
 ○東京メトロ東西線 三鷹駅 徒歩11分

【メニュー】
 ○らーめん700円、鬼らーめん800円、チャーシューめん900円、
 ○味噌らーめん800円、もう一つの味噌らーめん(雨の日限定)800円、ガッツリ煮干そば850円
 ◎つけめん(普通盛り200g)or(中盛り300g)800円、鬼つけめん900円、肉つけめん(普・中)1000円
 ◎油そば・あっさり(スープ付)650円、油そば・こってり(スープ付)650円、鬼油そば(スープ付)750円
 ◇大盛り・各種+100円、味付けメンマ・刻みネギ・もやし各50円、チョイ辛・ピリ辛・激辛各50円、味付け半熟玉子100円、半ライス100円、肉増し200円、牛しゃぶ200円、他
 □チャーシュー丼(ミニ)250円、マヨ・チャー丼(ミニ)300円、ピリ辛丼(ミニ)350円

【限定(これまでの)】
 冬の味噌らーめん800円、冷やし油そば700円、極太煮干そば850円、昔ながらの中華そば650円、濃厚中華そば700円、ぶた煮干そば800円、とり煮干そば800円、トマト味らーめん800円、トマト味つけめん900円、他

【デザートメニュー(現在休止中)】
 パンナコッタ150円、ココアのパンナコッタ150円、黄な粉のパンナコッタ150円、抹茶のパンナコッタ150円、クリーム・ブリュレ150円、チョコのブリュレ200円、他

【系統】Wスープ創作系東京ラーメン

【お店について】
 2007年10月28日創業。このお店のご主人・高橋幸博氏は、元々はイタリアン出身。勤めていたレストランで、ドルチェ(菓子)作りに目覚め、7年間独学で勉強をし続けた。その後、ラーメンの奥深さを知り、2006年の夏にラーメン屋を開業することを決意。1年間コンビニでアルバイトをしながら、独学でレシピを構築した。
 一度はカフェやお菓子作りをしていこうとも考えたらしい。その想いが、デザートメニューとして登場した「スイーツ(現在休止中)」。ラーメンに限らず、その引き出しの多さには驚かされる。

 このお店のコンセプトは、「曜日で変わる6種のスープ」
 定休日以外の6日間、日ごとに異なるラーメンが楽しめる。

≪曜日ごとのスープ(使用する麺)≫※掲載月現在
 日曜-「豚と鶏のマイルドスープ」(平太麺)
 火曜-「豚のこってりスープ」(細麺)
 水曜-「丸鶏のあっさりスープ」(中太麺)
 木曜-「魚介豚骨の濃厚スープ」(平太麺)
 金曜-「豚のとろみスープ」(細麺)
 土曜-「鶏の白湯(パイタン)スープ」(中太麺)
 ※つけ麺の麺は、(平打ち太麺)を使用。

 基本的には、煮干のダシとタレは同じだが、動物系素材の使う比率や煮出し方の違いにより、6種類のスープを作り分ける。脂は旨味要素として少量使い、スープによって、背脂・鶏脂・牛脂を使い分ける。また、麺(3種類)は、それらのスープに適したものを選び使用している。

 オープンより今日まで、味の改良やスープの名称の変更もあった。しかし、スープの一本化を図ることは今後の予定にはなく、このまま続けていくそうだ。人気の出ないスープは分析し、味が良くなるまで改善していくとのこと。

新源地-店舗外観・三鷹駅より
 お店の場所は、三鷹駅北口より三鷹通りを北に向かい、中央通り交差点を左に曲がった井の頭通り沿いにある。三鷹と武蔵境のほぼ中間。鵠沼海岸に移転した「やまき屋」の跡地。数本の幟と藍色の暖簾が目印。

新源地@三鷹-店舗外観
 道路を挟んで向かい側から見た「らーめん新源地」の全景。

新源地@三鷹-店内・奥より
 店内は、Jの字型のカウンター8席。スッキリとした清潔感溢れる空間。
 卓上に置かれているのは、ギャバン製のコショウ(白胡椒と黒胡椒を同量にブレンド)、S&Bの山椒、一味、酢、爪楊枝など。

新源地@三鷹-店内
 初めて訪問した時の店内の様子。無駄のない動きで、黙々と調理をする店主とホール担当のご尊母。ホッとする安らぎの空間。

新源地@三鷹-卓上の玩具
 待つ間の暇つぶし用として、「プチプチ」や「知恵の輪」等が置かれている。
 ホールを担当するのは、ご両親or女性スタッフ。尊父・尊母の応対の仕方が、和やかな雰囲気を醸し出している。BGMは、有線放送。

 ※2009年8月より、定休日が「水曜日」→「月曜日」に変更された。
 2010年5月25日より、「スタンプラリー」を実施。@スタンプ5個…味玉1個、A10個…らーめん一杯、B15個…新源地オリジナルロゴ入り丼プレゼントなどのサービスが受けられる。

 ※2011年3月24日をもって、閉店。移転先は、下記の通り。オープンは4月9日。
 「三獣使@上井草(練馬区)」。
新源地@三鷹-ガッツリ煮干そば
 本日は「ガッツリ煮干そば」。「超極太麺と濃厚な煮干し出汁の“ボリュームたっぷりのワイルドな煮干らーめん”です」とのこと。

 デフォルトの「らーめん」の6倍の濃度の煮干出汁。煮干しの頭も腸(はらわた)も取らず、灰汁も取らないという徹底した煮干し出汁。
 一口飲むと、予想とは外れてサラリとしている。トロミのあるスープが多い中で、これは意外。エグ味はなく、飲みやすい。ニボニボ感はなく、バランスが取れている。強烈な個性を求めるならば肩すかしになるところだが、ワイルドさを抑えた滋味深い味わい。

 麺は、茹で時間8分かかる超極太平打ちストレート麺。量は150g。うどんのような食感で、長さは短め、コシがある。

 具のもやしは、麺よりも多い250g。「成田もやし」を一袋全部使用している。チャーシューは、柔らかい肉質のロース肉が2枚。食べ応え有り。メンマは拍子木状のもので、ザクッザクッとした食感。他の具は、ナルト、万能ネギ。

 このお店は、2011年3月24日をもって閉店し、上井草に移転する。新天地で、どのようなコンセプトでどのようなメニューを提供するのか、期待したい。

【掲載】2011年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
新源地@三鷹-冬の味噌らーめん
 本日は「冬の味噌らーめん」+味付け半熟玉子…木曜-魚介豚骨の濃厚スープ
 タレの材料は、信州味噌(辛口の白味噌)+紅一点(赤味噌)、テンメンジャン、オイスターソース、自家製ラー油、花椒、胡椒、三温糖など。
 それに、仙台味噌(中辛の赤味噌)、コチジャン、ニンニク、生姜を新たに加えてアレンジした冬仕様の味噌らーめん。

 旨み成分の小さな泡が浮く濃度の高いスープ。トロリとしていて、ネットリと舌に絡みつく感じ。色々の味噌をブレンドして入れている割には、味噌の風味はそれほど強くない。ベースのスープがしっかりとした味付け。
 マイルドで塩梅も良く、飲みやすい。生姜とニンニクが効いていて、体が温まる。

 麺は、中太の平縮れ麺。柔らかめの茹で加減で、ムチッリとした食感。粘度の高いスープが、麺に吸着し一体感がある。

 その都度、レンジで温めなおすチャーシューは、しっかりとした噛みごたえを残しつつ、柔らかさもある肉質。2枚あるので、食べ応えもある。メンマはシャクシャクとした食感。他の具は、コーン、白髪ねぎ、万能ねぎ、糸唐辛子、海苔、魚粉。

【掲載】2011年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
新源地@三鷹-らーめん-味玉・火曜
 本日は「らーめん」+味付け半熟玉子…火曜-豚のこってりスープ。「木曜のスープで使った豚頭骨と、木曜と日曜のスープで使ったゲンコツです」とのこと。豚足をメインに動物系の出汁の比率を多くし、メニューの中で「豚のダシ」を最も強調したスープ。他の曜日と違って削り節は使わず、魚介出汁は煮干中心。合わせるのは博多風硬めの細麺。

 豚を最も強調したスープ。一週間のラーメンの中で、最も完成度の高い至極のスープと言っても良い。塩梅も程好く、旨み溢れるスープ。サラリとしていながら、コクがあり味わい深い。

 麺は、博多風の細ストレート麺。固めの茹で加減で、ポキポキとした食感が好感度大。啜り心地が良く美味しい。

 具のチャーシューは、提供直前に温め直し、香ばしくしっかりとした肉質。噛むほどに肉本来の旨みが溢れ、満足度大。しめじは、「香り松茸、味シメジ」と言われるように、特有の風味と味がスープと合っている。味付け半熟玉子は、黄身がトロリと流れ出る絶妙な半熟具合。他の具は、海苔と小口切りのネギ。

【掲載】2011年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
新源地@三鷹-つけめん・豚のとろみスープ
 本日は「つけめん(中盛り)」…金曜-豚のとろみスープ
 使う素材は、ゲンコツ・豚足・豚皮・背脂・ニンニク・生姜・鰹の削り節。つけ汁に入れている調味料は、甘みに三温糖、辛みは自家製ラー油、酸味はリンゴ酢。
 月曜日の「豚のこってりスープ」との違いは、鰹節をたっぷり使用しているところ。

 麺は平打ち太ストレート麺。表面が艶々とした光沢があり、口当たりが滑らか。噛めば、芯が少し残るしっかりとした歯ごたえのある食感。

 つけ汁はコラーゲン由来のトロミのあるスープ。木曜の「魚介豚骨の濃厚スープ」より、塩分控えめで塩梅は程好い。麺にトロミのあるスープがよく絡むので、一体感がある。

 具は汁に沈んでいるので分かりづらいが、ブロックチャーシューが4個。適度な硬さが残った肉質で、噛めば肉の旨みが溢れていて美味しい。メンマは柔らかく、シャキシャキとした食感。他の具は、海苔と刻みネギ。

 見た目はシンプルだが、旨みが凝縮された味わい。麺の量も300gと食べ応えもある。各曜日の中では塩分控えめなので、割スープを加えてもらい全汁。

【掲載】2011年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
新源地・木曜-チャーシューめん+味付け半熟玉子
 本日は「チャーシューめん」+味付け半熟玉子…木曜-魚介豚骨の濃厚スープ。「動物系も魚介系も強い魚粉入りの濃厚なWスープです」とのこと。
 鰹と鯖を同量でブレンドした魚粉が載っている。

 モミジや背脂が溶け込んだドロッとしたスープ。動物系に比べ、魚介系の比率を多くしている。「濃厚且つ、飲み干せる様なスープを目指している」と謳っているが、塩分はやや強めで、旨み過多。旨いが、全部飲み干すにはきつい。
 足し算的に出汁の旨みを濃縮した形だが、それだけでは黄金比率には成り得ない。

 麺は中太の縮れ平打ち麺。柔らかめの茹で加減で、ムッチリとした食感。スープの絡みは上々。

 具のチャーシューは、柔らかいが歯ごたえも残した肉質。噛むほどに肉の旨みが口の中に溢れる。シメジは特有の香りが心地よい。味付け玉子は、薄味で、黄身はトロリとした絶妙な半熟具合。他の具は、白髪ねぎ、糸唐辛子、海苔。

【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆
新源地・火曜-つけめん+味玉
 本日は「つけめん(中盛り)」+味付け半熟玉子…火曜-豚のこってりスープ。「木曜のスープで使った豚頭骨と、木曜と日曜のスープで使ったゲンコツです」とのこと。豚足をメインに動物系の出汁の比率を多くし、メニューの中で「豚のダシ」を最も強調したスープ。他の曜日と違って削り節は使わず、魚介出汁は煮干中心。

 らーめんは細麺、つけめんは中太平打ちストレート麺。モッチリとした食感で、小麦の風味が豊か。

 つけ汁は、確かに濃厚豚骨スープだが、くどくない。魚介系の出汁がしっかり下を支え、動物系のコクが前面に出ている。麺との相性も良く、多めの麺を口に運ぶ回数も加速していく。

 具はスープの中に沈んでいる。ブロック状のチャーシューは、多めに入っていて食べ応えあり。味付け玉子は、味付けが薄めで、黄身がしっとりとした半熟具合。メンマは柔らかくシャキシャキとした食感。

 最後にスープ割り。小鍋で温めた直したスープを注いで、差し出してくれる。スープが少なかったためか、やや塩加減が強めで、飲み干すのは避けた。

【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★
新源地-チャーシューめん・豚のとろみスープ
 本日は「チャーシューめん」…金曜-豚のとろみスープ。「とろみをつけて、鰹節を加えるトンコツスープです。麺は博多風の硬めの細麺です。」、「材料は、豚の背ガラ・豚足・豚皮・豚の背脂・鰹の厚削りです。」とのこと。火曜日の「豚のこってりスープ」との違いは、鰹節をたっぷり使用している点。トロミを出すために豚皮を増やすと、臭みが増す。その匂いを抑えてくれるのが鰹節。

 スープ表面には、旨味の細かい泡が浮いている。透明感にはこだわらず、出汁の旨味を抽出することだけに専念した動物系スープ。
 一口飲むとかなりドロッとしていて、口当たりが良い。野菜でとろみを出す“ベジポタ”系とは違い、純粋な動物系のエキスを凝縮し、粘度を演出している。油によるギトギト感ではなく、乳化していて、コラーゲンがたっぷりと言う感じ。飲んだ後に、ふんわりと醤油の風味と魚介の風味が口の中に漂う。3種類の煮干でとった出汁と、提供直前に入れる鰹の荒削りを使うことにより、九州風というよりは、和風豚骨ラーメン仕立てになっている。

 麺はストレートの細麺。スープの絡みは良いが、麺同士が絡みつきやすいのが難点。

 具のチャーシューは、醤油ダレで煮込んだ肩ロース肉。硬からず柔らからずの中間の歯応え。噛むほどに、甘味のある肉の味わいが堪能できる。ラードと醤油ダレで炒めたシメジは、香りが良い。他の具は、白髪ネギ、糸唐辛子、海苔。

【掲載】2011年1月 【行列】2人 【らーめんの王様】★★★★☆
★このページに掲載されているそれ以前(過去)の実食レポートは、下記のページです。

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