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麺屋 旅人の木・閉店 めんや たびびとのき 【所在地】武蔵野市吉祥寺本町3-23-9 【お店の地図】 【電話】非公開 【定休日】水曜 【営業時間】 ○11:30-15:00/17:00-19:30 ○12:00-15:00/17:30-20:30(土・日・祝) 【最寄駅】JR中央線・井の頭線 吉祥寺駅 徒歩15分 【メニュー】 ■醤油 ○つゆそば750円、つゆそば<本日の玉子入り>850円、岩のりそば900円、ねぎそば900円、チャーシューそば950円 ○ガリニボ780円、辛つゆそば850円-時間限定(17:00〜) ■塩 ○塩そば750円、お茶漬け塩そば800円 ■つけ麺 ○つけ麺アマカラ(少なめ=1玉/普通盛=1.5玉/中盛=2玉)780円 ■油そば ○油そば700円-専用トッピング(青のり30円/ベビースター・とろけるチーズ・揚げ玉ねぎ増各50円/とろけるチーズダブル・キムチ100円) <トッピング> ◆魚粉増量・玉ねぎ増量各50円、たぶん半熟味付玉子・自家製メンマ・のり(5枚)・茎わかめ・キムチ各100円、岩のり(つけ麺には不可)150円、チャーシュー(3枚)200円、他 【夏季限定メニュー】 ○つけ麺(小盛・麺1玉)(中盛・1.5玉)780円/(大・2玉)900円、辛つけ麺(小盛・中盛)830円/(大・2玉)950円 ○らー油風味そば(小・中)880円、ごま油香味そば(小・中)880円、旅のひやちゅう(小・中)880円 【限定と裏メニュー(これまでの)】 ○四五六そば880円、潮州らー油風味そば(小盛・中盛)850円、冷やしつゆそば850円、キムチのせ辛味そば950円、裏つゆ750円、他 【系統】創作系東京ラーメン 【お店について】 2004年4月27日創業。 「旅人の木(トラベラーズ・ツリー)」とは、マダガスカル原産の「ラウェナラ」。 和名「扇芭蕉(オウギバショウ)」。 マダガスカル航空のマークにもなっている。 葉が東西に広がって生育することから旅人が方位目印として利用し、葉柄を切って滴る樹液で喉を潤したという。 お店のコンセプトは、「厳選した素材のうまみを存分に引き出した体に優しく、深い味」。 小豆島産古式醤油、伊豆大島産の自然海塩、地鶏の鶏ガラ、群馬の契約農家の無農薬野菜を使用するなど、素材選びにも気を配っている。 また、「本日のたまご」として、全国各地の「ブランド 卵 」を使用した味付け玉子を提供している。 開業以来、その種類は196(2009年7月現在)ということで、多銘柄の卵を扱った日本一(世界一)のラーメン店ということになる。 吉祥寺より賑やかな中道通りを三鷹方面に向かってひたすら歩く。 ひと気が丁度なくなった辺りに、このお店はある。 そのラーメンを食べに行く人は皆、旅人となる。 このお店のご主人は吉祥寺の名店「一二三(閉店)」で修業をした。 それ以前は旅行代理店に勤務していたという経歴もあり、そのためか店内には世界各国の民芸品が飾られている。 白壁とセピア色の古材を基調とした内装は、マダガスカルを連想させる。 BGMにアフリカ風の音楽が流れていたが、後でFM放送であることに気づく。 カウンターのみ8席。 卓上には、タイ製のナンプラー、生姜が置かれている。 夫唱婦随(婦唱夫随かも?)という感じで、阿吽(あうん)の呼吸のご夫婦が切り盛りをしている。 2006年より、「蕎麦粉入りの麺(一部限定メニューを除く)」から、「家系ラーメン用の中華麺」に変わった。 2008年2月下旬より、つゆそばのみ「手もみ風平打ち麺」に変更。 2009年12月5日より、玉子が固ゆでから、半熟玉子に変更。 2013年2月5日をもって移転のため、閉店。 2013年8月9日、旅人の木@荻窪(杉並区)がオープン。 【旅人の木 使用食材一例】 小豆島産・古式醸造醤油、伊豆大島産・伝統海塩、鶏ガラ、モミジ、かたくちいわし、アジの煮干、宗田節、群馬県の契約農家・藤巻さんが生産した無農薬野菜、他。 |
本日は「辛つゆそば」+たぶん半熟味付玉子。 辛ダレと一味唐辛子、隠し味に味噌とお酢を少量加えたピリ辛の時間限定(夜の部)メニュー。 醤油の芳ばしさと出汁の旨味が一体となった深みのあるスープ。 それに適度な辛味と揚げ玉葱の甘味が加わり、重層感のある味わい。 色々な要素が加わっているにも関わらず、まとまりがある。 麺は中太の平打ち麺。つゆそばとは違う麺を使用。 長さは短めで、すすれば一気に口の中に収まる。 噛めばシコシコとした食感で美味しい。 具のチャーシューは、バラ肉のロール。 箸でつかめばホロホロと崩れる柔らかさ。口溶け感も良い。 白髪ネギは水でしっかりとさらしてあるので、辛みはなく、良い箸休めとなる。茎ワカメはクキクキとした特有の食感で楽しめる。 味付け玉子は、固ゆでから、半熟に変わった。 “たぶん半熟”と逃げ道を作ったのが面白い。 でも、紛れもない半熟玉子。白身の味付加減も良く、黄身の味の濃さもあるゼリー状の半熟具合。 他の具は海苔。 和の趣のつゆそばの味に、ピリ辛のアグレッシブさを加えた一杯。 この先、樹高が更に伸びるかもしれない「タビビトノキ(扇芭蕉)」。今後の変容もまた楽しみ。 【掲載】2010年11月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
本日は「旅のひやちゅう(中盛)」+本日の味付け玉子。 「旅人の途中@新高円寺」の遊びのメニュー“旅のひやちゅう”をヒントに作り上げた夏季限定メニュー。 “旅人の木風“冷やし中華”。 特注の細ストレート麺は、蕎麦粉入り。 引っ張っても千切れない伸びやかな弾力性、噛むとブッツンと切れる歯切れの良さ。 蕎麦粉の風味香る心地よさに加え、日本蕎麦とは一味違う味わいがある。 ツルツル、シコシコとした美味しい麺。 汁は冷やし中華ほどの酸っぱさを強調したものではなく、ライトな酸味。 甘酸っぱい味付けで、醤油のタレが生きている。 サッパリとした後味で、食べた後は涼しげな気分。 具の種類が多く、麺と一緒に楽しめる。 海苔、ロースハム、刻み玉葱、梅干、茎ワカメ、白ゴマ、ニンニクチップス、塩昆布。 トッピングの味付玉子は、ポクポクとしていて美味しい。 冷やし中華というよりは、冷やしたぬき、冷やしきつねに近い味わい。この季節なら、毎日でも食べたい美味しさ。 【掲載】2009年8月 【行列】3人 【らーめんの王様】★★★★☆ |
本日は「油そば」+とろけるチーズ。「旅人の木」の人気メニューの一つ。別売りのトッピングを加え、自分の好みにカスタマイズできるのが楽しい。 中央に盛られた魚粉(鰹節粉)は、油そばとしては珍しい。 まず最初に、具を脇によけて天地返し。 鰹節の心地良い香りが漂う。 中太の平打ち麺は、適度なコシがあり、噛むとムッチリとしていて美味しい。 ラー油のピリッとした刺激が食欲をそそる。 タレの醤油は角が立っておらず、油によるベタベタ感もない。 ジャンクさはなく、上品な味わい。 さらし玉ねぎのみじん切りと揚げ玉ねぎが味わいにアクセントを加えている。 具のチャーシューは、バラ肉のロール。箸でつかむとほろほろと崩れる肉質。 メンマは、四角く厚手でコリコリとした食感。 チーズと油そばの相性は抜群。他の具は海苔。 【掲載】2009年1月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆ |
本日は「つゆそば(本日の玉子入り)」。 基本のラーメンに、味付け玉子がトッピングされたメニュー。 使用される卵は、週替わり(仕入れた卵がなくなるまで)で産地の違うものを使っている。 スープを口に含んだ時に感じるコク、飲んでスーッと口の中に染み渡るクリアな感じがとても良い。 魚介や醤油の風味と旨味が心地良く、余韻として残る。 また、僅かに入った一味が味を引き締めている。 魚粉は、最近のトレンドを意識したものだろうか。 中太の平打ち麺は、柔らかめの茹で加減で、表面がとても滑らか。 表面は張りがある硬さ、芯の部分は柔らかい。 スープの絡み具合も良い。 バラ肉を巻いたチャーシューは、醤油の味が滲みてホロホロと崩れる柔らかさ。口溶け感も良く美味しい。 サイコロ状のチャーシューも1つ加わっている。 味付け玉子のホクホク感、茎ワカメのコリコリ感など、個々の食感を楽しむことができる。 他の具は、海苔と白髪ねぎ。 「日本一いろんな 卵 を使ったお店」という味付け玉子。 これまでに使用したものは、160種類を超える。 それらの違いや良さが分かりやすいのは、半熟、もしくは生。 その方がセールス-ポイントになりやすい。 【掲載】2008年4月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
本日は「つけめん(中盛)」。 麺は「三河屋製麺」製の太縮れ麺。 小盛(1玉=200g)と中盛(1.5玉=300g)が同額なのが嬉しい。 麺の上に魚粉(鰹節の粉末)が載っている。 つけ汁(ダレ)は、鶏ガラベースの醤油味。 具は、角切りチャーシュー、メンマ、刻み玉ねぎ、白菜。 麺は箸でつかむとややゴワゴワとした質感。 固めの茹で加減で、噛むとミシッとした弾力性のある食感。 初めは魚粉を避け、途中から絡めて食べていく。 鶏の旨味の味わいから、鰹の風味が強まって和風の味わいに移行するのを楽しむ。 具はやや少なめで、薬味という感じ。主役はあくまで麺という演出。 最後に、陶器に入った割スープを投入すると、魚介の風味と旨味が香り立ち、ハッピー・エンド。 【掲載】2008年3月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆ |
本日は「潮州らー油風味そば」の中盛。 夏季限定メニュー。 蕎麦粉入りの麺に、汁を絡めたラー油風味の冷たい汁そば。 具は、岩のり、鶏チャーシュー、白髪ねぎ、貝割れ大根、キムチ、メンマ。 希少価値とも言うべき、蕎麦粉入りの細麺。 ドンブリの底の魚介ダシの効いたタレを絡めて食べる。 麺は冷えて、引き締まっている。噛むとプッツンとした歯応えがたまらない。 甘味と風味豊かな麺。潮州ラー油のほのかな辛味が食欲をそそる。 岩のりは乾燥もの。最初はパリパリとした磯の風味。 徐々にスープを吸い、適度な柔らかさになり、味わいの変化が楽しめる。 キムチのピリ辛感と、白髪ねぎ、貝割れ大根のほろ苦さがサッパリ感を生み、味にバリエーションを出している。 シャキシャキとした食感のメンマ、味付控えめの細切り鶏チャーシューも旨い。 油そばとも違う個性的な味わいに舌鼓を打つ。 【掲載】2007年9月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
本日は「塩そば」。 醤油とも塩ともいい難い味で滋味深い。 つゆそば(醤油)以上に魚介系のダシの風味を感じさせる。 表面に浮かぶ香味油の干し海老・ニンニクチップ・胡麻油風味が心地良い。 チーユ(鶏脂)を効かせた「一二三」とはこのあたりが違うところ。 蕎麦粉が混ざった細縮れ麺は蕎麦粉と小麦粉がギュっと詰まった硬めの麺。 加水率が低めのため、最初は芯が残る位の硬さに感じるが、中盤からスープに馴染んでいく。 バラ肉の巻きチャーシューは厚みは薄めだが肉の旨味が詰まってホロホロ砕けて旨い。 茎ワカメは相性がよくコリコリ感がたまらない。 他の具は糸唐辛子、かいわれ、海苔、白髪ネギ。 完成度の高さは「つゆそば」と同様。 大きな違いはないものの、ダシの深さを感じ取れるのは「塩そば」。 個性的な麺との相性と和風ダシの旨さが舌に広がるのは醤油ダレの「つゆそば」。 【掲載】2005年11月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆ |
本日は「つゆそば(本日の玉子入り)」。 名古屋コーチンの鶏ガラ、モミジ、宗田鰹節、昆布、かたくち鰯・アジの煮干、野菜は契約農家の無農薬野菜、大島産の自然海塩等厳選素材を使用。 素材からエキスを抽出したスープは濃厚であり、それぞれの素材が見事に調和された味に仕上がっている。 奥深さがあり最後まで飽きさせない旨さがある。 タレには小豆島産古式醸造醤油を使用。 「一二三」との違いは鰹節の強い香りはやや控えめだが、鶏脂、胡麻油、ネギ油、海老油をブレンドした香味油が独特な香りを醸し出している。 中細のストレート麺はそば粉の含有量が多めでコシがあり、スープの旨味を吸いその絡み方が良い。 メニューにはラーメンの文字が見当たらず、全てそばになっていることからもこだわりが感じられる。 豚バラ肉巻きチャーシューは味が染みておりホロホロとした感じ。 茎ワカメは良いアクセント。 週代わりの味付け玉子は讃岐コーチンの玉子。 半熟が主流だが固茹。味が濃くホクホクした感じがたまらない。 「旅人の木」は観葉植物では人気が高いが、大きさを止めることが出来ず何れ7m位になるという。 このお店も再訪した時には変容しているかもしれない。 【掲載】2004年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★ |
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