本日は「煮干し醤油ワンタンメン」。
有田焼の窯元に特注した色彩鮮やかな楕円形の丼鉢。
出汁は、動物系の出汁と煮干し(伊吹産)・鰹節・真昆布・どんこの出汁を合わせたもの。
カエシは、岩手県産エゴマ醤油とうす塩醤油等をブレンドしたものを使用。
無化調スープ。
優美な色彩の器が、食欲を掻き立てる。
表層に旨みの泡が浮き立つ。
先ずは、スープを一口。
スープは、やや濁りがあり、さらさらとした清湯醤油。
油が殆ど感じられない淡麗な鶏魚介と和出汁の融合。
滋味溢れ、ほのぼのとさせてくれる穏やかな味わい。
続いて飲むと・・・。
鶏のエキスの芳醇さを感じつつ、和出汁がしっかりと下支えをしている。
“煮干し”と銘打っているので、ニボニボ感が強いものと思ったが、あくまで脇役に徹している。
スッキリとしていて、バランスに長けたふくよかな味わい。
麺は、豊島区の「松本製麺所」製の中太ストレート。
滑らかな舌触りで、啜るとズルッと重量感を感じるしっかりとした麺。
噛むと小麦がギュっと詰まったような密度感があり、適度な噛み応えがある。
噛みしめるとネチッとした粘りを感じ、個性が強い。
具のチャーシューは、バラ肉の薄切りとブロック状の煮豚の2種。
薄切り肉は低温調理された適度な噛み応えを残した肉質。
ブロック肉は柔らかくホロホロと崩れる肉質。
ワンタンは、4個。
中厚の皮に餡を平たく薄く延ばし、四角に畳んだ形状。
穂先メンマは焦げ目がつけられ香ばしく、柔らかくシャクシャクとした食感。
手毬麩は彩りの効果。
他の具は、笹切りのネギと三つ葉。
【掲載】2018年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★