本日は「メンマらーめん」。
鼻孔を通過する魚介の風味が心地良い。
スープはいつもより節系特有の苦味がやや強い。
ピュアなダシだけに微妙な差異が出やすいようだ。
食べ進むとコクや旨味が徐々に増してきてナチュラルな味わい。
麺については前回述べたように3種類あるが、茹で方にも違いがあり、ラーメン類は深ザル、つけめんには平ザルと使い分け労をいとわない。
メンマは長さが揃っていて厚みがある。
味付けは薄めであるが、歯応えもありスープに合っている。
無化調をうたうお店はさほど珍しくない昨今。
傾向としては香味油や魚粉でインパクトをつけ、風味を強めているお店が増加している。
その中にあって技法を使わず煮出したダシで勝負するところが正統派ともいえる。
【掲載】2005年12月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆