本日は、「塩特製らぁ麺」
豚骨と岡山県の「山水地鶏」の丸鶏、大山鶏のガラ、牡蠣、アサリ、野菜等を使用した出汁。
それに、鯖節・鰹節・煮干し・昆布等の魚介を合わせたもの。
表面には鶏油(チーユ)が張られ、透明感のある清湯(チンタン)スープ。
先ずは、スープを一口。
黄金色のスープはスッキリとした味わいで、口の中に鶏のふくよかな余韻が残る。
塩角は無く、絶妙な塩梅。
じんわりと優しい旨みが押し寄せる。
続いて飲むと・・・。
丸鶏の芳醇なエキス感が広がり、昆布の旨味と節系、貝類の滋味深い味わいが舌に染み入る。
どれもが突出せず、素材の持ち味がしっかりと引き出されていて、飲むほどに深まっていく。
麺は自家製の中細のストレート麺。
ツルツルとした麺肌。
やや柔らかめの茹で加減。
以前の「麺屋棣鄂」製のパッツンと切れる歯切れの良さはないが、滑らかでしなやかさがある。
噛んではモッチリとした食感。
具のチャーシューは、鶏ムネ肉1枚と豚肩ロース肉2枚。
鶏は肉厚で、程良い味付けが施されている。
しっとりとした肉質。
豚は低温調理されたもので、味付けはスープに合わせた塩味。
柔らく、適度な噛み応えを残している。
ワンタンは、2個。
皮は中厚で、餡は多め。
チュルンの口に飛び込み、皮の滑らかな口当たりが心地良い。
僅かに生姜が香り、肉の旨みを味わえる。
味玉は、名古屋コーチンの卵。
白身がプルプルとした弾力感。
黄身がトロトロの半熟具合で、味が濃くて旨い。
穂先メンマは、柔らかな食感で美味。
他の具は、小松菜と刻みネギ。
【掲載】2018年7月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★