本日は「らぁめん」。
基本ベースのスープは、豚頭・ゲンコツ・鶏がらを1日炊き出した白湯。
つけ麺のつけ汁の方は、じゃがいも・山芋・サツマイモなどを溶かし込んだベジポタスタイルを採っている。
やや小ぶりの丼鉢。
スープ表面には、やや厚めのラードの層、微量の背脂が浮いている。
一口飲むと動物系の脂によるコッテリ感と醤油の芳ばしさが口の中に広がる。
続いて、豊かな昆布や煮干しなどの魚介系の旨みが押し寄せる。
飲んだ後には、ニンニクの風味が微かに残る。
味醂の甘さが効いているので、醤油味が強めに出ているものの、円やかな味わいに仕上がっている。
麺は中細のストレート麺。
「砦」から取り寄せたものを使用。
ツルツルとした表面で、しなやかな柳腰。
スープの持ち上げ加減も良く、噛めばシコシコとした食感で美味しい。
チャーシューは、外側に焼き目がしっかりと入り、醤油ダレの味がしみ込んでいる。
口の中でホロホロと崩れ、口溶け感が良くて旨い。
メンマも味付けがしっかりとしていて、柔らかく、食感が良い。
豆モヤシは、箸休めとしてアクセントになっている。
他の具は、万能ネギ。
野菜を多用した新感覚の「つけめん」に対して、「らぁめん」は丁寧な仕事を感じさせるオーソドックスな一杯。
【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆