本日は「正油ラーメン(こってり)」。
背脂の量が多め(こってり)の醤油ラーメン。
具の盛り付けが済んだラーメンをカウンターに載せ、最後に加熱した香味油をネギにかけ、“ジュッ”という音を立てる。この音が唾液の分泌を促す。
塩ラーメンよりも若干色が濃くなった透明感のあるスープ。
ズーンと味蕾(みらい)から脳天に来るショッパサは健在。
醤油の風味と背脂の甘味が効いている。
“コク”のある味わいは「正油」、輪郭がハッキリとしたキレのある味わいは「塩」という感じ。
中細の縮れ麺は、他店ではお目にかかれないタイプだが、このスープとの相性は抜群。
細くともしっかりとしたコシ、スープの絡みと啜り心地は良い。
スライサーで切られたバラ肉のチャーシューは、薄切りだが大判のものが2枚。
スープに浸かっているだけで、自然にホロホロと砕けていく柔らかさ。
メンマは平たく、シャクシャクと音を立てるソフトな歯ざわり。
他の具は、海苔と小口切りのネギ。
スープがコッテリしている分、ネギにはオイルをかけずに青々しさが残した方が、バランス的には調和するように思われる。
【掲載】2009年6月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆