本日は「味玉入り煮干そば」。
「白口の上質な煮干しを大量に使用。煮干しの香りや旨味を抽出することを重視し、煮干しの魅力を最大限に生かしたラーメンに仕上がったと自負しています」とのこと。
半濁した醤油色のスープに、黄金色の油層。
油層が蓋代わりとなり、丼鉢からは煮干しの匂いは立ち上がっていない。
煮干粉のキラキラ感はないので、粉には頼らず、煮出して抽出している。
先ずは、スープを一口。
吉備黄金鶏の鶏油が舌をコーティングする形で、コッテリ感が先行。
出汁感はこの鶏油により、オブラートされた形。
続いて飲むと・・・。
ガッツンとくるパンチ力はなく、ニボニボした感じでもない。
むしろ、基本ベースの鶏の出汁と醤油ダレの香ばしさが効いている。
飲み進むと、穏やかな煮干しの味がジワジワと押し寄せてくる。
煮干しを強調したというよりは、バランス重視の味わいである。
麺は、「麺屋棣鄂」製の国産小麦を100%使用した中細のストレート麺。
滑らかな口当たりで、スルスルと啜り心地が良い。
しなやかで、噛むとモッチリとした食感でウマい。
具のチャーシューは、豚ロースで、低温調理された厚切りが1枚。
しっとりとした肉質で、ジューシー。
メンマは、枕木状のものが2本。
下味がしっかりしみ込んでいて、シャクシャクとした食感。
味玉は、味付けは程良く、黄身がトロ〜リとした半熟具合。
他の具は、青ネギと白ネギ。
【掲載】2014年5月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★★