本日は、「ワンタンメン(小)/650円」。
お盆に載せられて提供。
レンゲは小皿付き。
やまがた地鶏のガラ・丸鶏等の動物系、トビウオの焼干・産地の違う3種類の煮干・北海道産昆布等の魚介系、香味野菜を炊いたスープ。
透明感があり、醤油の色は薄め。
先ずは、スープを一口。
煮干しの出汁がスーッと口の中に広がる。
油分はほとんどなく、スッキリとしている。
煮干しの風味は強いが、強引な旨みの引き出し方ではなく、丁寧に抽出した感じ。
醤油ダレが下支えになっていて、僅かな酸味もある。
続いて飲むと・・・。
油分を多用しない分熱々ではないが、淡い魚介出汁がジワジワと押し寄せる。
バランスの良いしっかりとした旨みを演出している。
じんわり身体に染み渡るその味は、最後の一滴まで飽きることなく飲み干せる。
麺は自家製の若干ウェーブの付いた中細ストレート麺。
小麦粉を3種類ブレンドし、シルクを練り込み、3日間熟成させたシルク麺。
つなぎに使うシルクは、高タンパクでアミノ酸が豊富、アレルギーにも優しい。
2003年よりこの麺に変えたそうだ。
多加水で、麺肌がツルツルとしている。
スルスルと啜り心地が良く、麺が伸びにくい。
歯切れが良く、プリプリとした食感。
スープとの相性も良い。
具のワンタンは、このお店の名物。
薄皮で透き通っていて、ピロピロとした感じ。
ツルツルと滑り箸でつかみにくいので、レンゲですくう。
トゥルンと口の中に飛び込み、トロケる。
餡は小さめで、チャーシューの細切れと豚ミンチを混ぜたもの。
塩胡椒が効いている。
チャーシューは脂身を削いだ豚のモモ肉が3枚。
味付けはあっさりめで、適度な噛み応えを残した肉質。
しっかりと噛みしめて味わう。
メンマは平たい形状で、味付けは程良く、柔らかくシャクシャクとした食感。
まぶされた胡椒が、スープにピリ辛をプラスする。
他の具は、小口切りのネギ。
【掲載】2019年6月 【行列】16人 【らーめんの王様】★★★★★