本日は、「塩ワンタンメン/800円(税込)」。
お盆に載せられて提供。
レンゲは小皿付き。
やまがた地鶏のガラ・丸鶏等の動物系、トビウオの焼干・産地の違う3種類の煮干・北海道産昆布等の魚介系、香味野菜を炊いたスープ。
透明感があり、熱々の温度。
冷めるとエグミが出るので、厚めに油が張られている。
スープの表面には、摺り胡麻が浮かぶ。
先ずはスープを一口。
醤油とはひと味違い、円やかで繊細な印象。
アゴの焼き干しが効いていて風味が一段と強い。
程良い塩梅の塩気の隙間から、飛魚出汁と昆布の滋味深い味が押しあがって来る感じ。
続いて飲むと・・・。
昆布とアゴだしがスーッと入ってきて、節系が複雑さを加えている。
飲むほどに魚出汁感が強く広がり、匂いもなかなか強め。
とは言え、バランスが取れていて、スッキリ感もあるのでゴクゴクと飲めてしまう。
麺は自家製の若干ウェーブの付いた中細ストレート麺。
小麦粉を3種類ブレンドし、シルクを練り込み、3日間熟成させたシルク麺。
多加水で、透明度がある。
スルスルと啜り心地が良く、喉越しが良い。
歯切れが良く、プリプリとした食感。
スープとの相性も良い。
具の薄くスライスされたチャーシューは、脂身を削いだ豚のモモ肉が3枚。
味付けはあっさりめで、適度な噛み応えを残した肉質。
名物のワンタンは、極薄の皮で、スープの中で泳いでいる。
レンゲですくうと、スープを吸ってトロトロの状態。
トゥルンと口の中に飛び込み、とろける感じ。
餡は気持ち程度で、町中華仕様と同じ。
チャーシューの細切れと豚ミンチを混ぜ、スパイスで味を整えている。
メンマは平たい形状で、味付けは程良く、柔らかくシャクシャクとした食感。
水菜は塩気を和らげる効果。
小口切りのネギは、醤油よりも多めに入っている。
【掲載】2019年7月 【行列】18人 【らーめんの王様】★★★★★