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つけめんTETSU(哲)
つけめん てつ
【所在地】東京都文京区千駄木4-1-14 【お店の地図
【電話】03-3827-6272
【定休日】無休
【営業時間】11:30-15:45頃、(※18:00以降は「はじめ」として営業)
【最寄り駅】
 ○東京メトロ千代田線 千駄木駅 徒歩10分
 ○JR山手線 西日暮里駅 徒歩10分

【メニュー】
 ○つけめん700円、あつもり700円、つけあつ800円
 ○強麺つけめん700円、強麺あつもり700円、強麺つけあつ800円
 ○中華そば650円、中華そば(大盛)750円
 □味あぶら・生卵各50円、味玉・メンマ各100円、チャーシュー250円
 □大盛50円、特盛100円、他

【系統】濃厚豚骨魚介・魚粉系東京ラーメン

【お店について】
 2005年8月11日創業。ご主人は大学を卒業後、ユニクロに入社。円満退社後に開業。独学ということもあり紆余曲折(うよきょくせつ)もあったが、「六厘舎@大崎」の店主にアドバイスを受け、現在のスタイルを確立した。つけ麺のスープ割りを頼むと一緒に焼き石がつくことが話題となり、開業より短期間で行列のできる人気店となった。
 支店は、「TETSU品川店」、「TETSU京都店」、「つけめんTETSU 六本木ヒルズ店」、「つけめんTETSU 三鷹店」。
 セカンドブランドは、「つけめん102@大宮」、「つけめん102@川口」、「つけめん102サクラサク@高円寺」、「江戸前煮干中華そば きみはん@鶯谷」。
 プロデュース店は、「つけめん駒鉄コマテツ@駒場東大前」などがある。

TETSU(哲)-店舗外観 
 不忍通り沿いにある。神名備の斜め向かい側に位置する。黒一色の外観と、ドンブリのシルエットに湯気のマーク入りの看板と暖簾が目印。店頭横に小型の券売機がある。列に並ぶ時は、ガードレール側に一列。並んでいる途中で、注文を聞きに来る。希望があれば、甘味増減、酸味控えめ、唐辛子の有無、麺の固さ、油の増減などの味加減もしてくれる。

TETSU(哲)-店内
 店内はL字型カウンター9席。卓上には揚げニンニクが置かれている。スタッフは3名。
 当初使用していた麺は「三河屋製麺」製と「浅草開化楼」製を併用していたが、「浅草開化楼」製一本に絞った。種類は通称「ちぃ麺(チーメン)」と呼ばれるものと、みにくいアヒルの粉ちぃ麺(チーメン)と呼ばれる「強麺」の2種類。ちぃ麺は、ブレンド小麦とかん水のみで使った強靭なコシと滑らかさを併せもつタイプ。強麺は、蕎麦のつなぎ用や二郎系自家製麺でも使用される「オーション@日清製粉」という強力粉を使ったゴワついたタイプ。一日限定30食。
 2008年4月より、自家製麺に切り替えた。

 スープ割り時に付いていた「焼き石」は、「鉄製」のものに変わった。

 昼の部は日々120食程度で終了するが、夜の部として、つけめんTETSU(哲)のセカンドブランド「一(はじめ)」が、2006年9月よりスタート。当初「らーめん」と言っていた名称を「煮干そば」に変え、動物系を使わないスープのラーメンを提供している。

らーめん一(はじめ)
【営業時間】
 ○18:00-23:00
【メニュー】
 ○油そば600円、煮干そば650円、夜のつけめん750円、他
TETSU(哲)-中華そば+味玉
 本日は「中華そば+味玉」
 動物系と魚介系のWスープ。鶏の旨味と魚介の風味が効いている。バランスを重視した穏やかな味わい。後味すっきり。

 中細のストレート麺は四角い断面で、スルスルとすすりやすい。シコシコとした歯応えの良さはあるが、スープの絡みはやや弱い。バラ肉のチャーシューはふんわりと柔らかい。メンマは平たくコリコリとした食感。味玉は、味付は控えめで、黄身が餡子状。他の具は、ナルト、貝割れ大根、小口切りのねぎ。

 客の大半がオーダーするのはつけめん。脇に寄せられた感じの中華そば。それぞれの方向性はまったく違う。強靭なる麺とインパクトの強いつけ汁のイメージを払拭しないと肩透かしを食らう。意図するところは分からなくもないが、「らしさ」はない。
【掲載】2007年11月 【行列】28人 【らーめんの王様】★★★☆☆
TETSU(哲)-「つけあつ」つけ汁とあつもり
つけ汁とあつもり
TETSU-「つけあつ」つけめんの麺
+つけめんの麺
TETSU-スープ割り・焼き石
スープ割り後と焼き石

 本日は「つけあつ+味玉」。麺を冷やす「つけめん」と釜揚げの麺を温かい汁に入れた「あつもり」の2つがセットになったメニュー。豚骨、鰹、鯖、煮干で摂ったダシ。スープは前の日に10時間かけて作り、一晩寝かせたものを翌日使う。
 まず最初に、つけ汁と「あつもり(200g)」が差し出される。あつもりは、貝割れ大根が載った熱々の麺に和風だしが注がれている。麺同士がくっつきやすくなるあつもりの難点をカバーしている。箸で持ち上げると湯気が立ち昇る。極太の太縮れ麺は、柔らかい口当たりでしっかりとしたコシがある。喉越しで味わうタイプではなく、歯ざわりと味を楽しむタイプ。

 間を置いて差し出されたのが「つけめん(200g)」。冷水でビッシと締められた麺。表面の光沢が増して艶やか。「あつもり」よりもシャープで、コシも更にしっかり。噛むと小麦の風味が放たれる。麺の温度差、食感の違いにより、合わせて400gの多い量も飽きずに食べられる。

 つけ汁は、やや甘めスープに魚粉のインパクトを加えたもの。鰹節、煮干の風味が強い。表面には鰹ベースの香味油、汁の中には魚粉が交じり合い濃厚。インパクトを強めると、苦味やエグミなどの負の部分も出やすいが、それはない。辛味や酸味もほど良く効いて、スッキリとした味わい。粘度もあり、麺に汁が絡みやすい。具は、薄切りのバラ肉チャーシュー2枚。もう少ししっかりとしたものを食べたいところ。メンマは薄味の細切りで、シャキシャキとした食感。味玉は、味付け薄めで、黄身が黄味しぐれ状。他の具は、小口切りのねぎとナルト。

 最後にスープ割り。同時に登場するのが、小皿とレンゲの上に載せられた「焼き石」。スープを入れてもらい飲みやすい濃度となる。焼き石を汁の中に入れるとシューッと音を立て、ボコボコと泡が出る。音を立てながらスープが温まり、ダシの芳醇な香りが立ち昇る。通常、スープ割りをすると同程度に温度が上昇する。熱々にするという効果もあるが、それ以上にユニークな手法の演出効果としての面白さがある。
【掲載】2007年7月 【行列】12人 【らーめんの王様】★★★★★
らーめん自由区文京区のラーメン店リスト>つけめんTETSU(哲)@千駄木本店
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