＞江東区のラーメン店リスト＞肉そば けいすけ＠住吉にゅう おーるど すたいる にくそば けいすけ
【所在地】東京都江東区住吉2-25-1 中川ビル1Ｆ 【お店の地図】
【電話】03-3846-1040
【定休日】無休
【営業時間】11：00-23：30
【最寄駅】都営新宿線・東京メトロ半蔵門線 住吉駅Ａ4出口 徒歩3分
【メニュー】
○肉そば（並）680円、半熟味玉入り肉そば780円
○肉そば極み880円
○肉そば味噌780円
◇半熟味玉・メンマ各100円、（大）+100円、他
□ぎょうざ250円、エッグライス180円、チャーマヨ丼250円、ベーコンエッグライス、なっとうエッグライス、ミックスエッグライス、チャーシューエッグライス、他
【期間限定メニュー（これまでの）】
冷やし中華780円、他
【系統】肉そば系東京ラーメン
【お店について】
2010年1月30日オープン。
「有限会社グランキュイジーヌ（代表・竹田敬介氏）」が運営するお店。
フランス料理のシェフだった竹田氏が、ラーメン職人に転向して2005年に開業したのが「黒味噌らーめん 初代けいすけ＠本郷三丁目（本店）」。そこを皮切りに、都内を中心に店舗を広げている。
本店の他、「二代目海老そば けいすけ＠高田馬場」、「二代目けいすけ 海老そば外伝（閉店）→蟹専門 けいすけ北の章＠東京駅・東京ラーメンストリート（リニューアルオープン）」、「つけめん 四代目けいすけ＠本駒込」、「魁 肉盛りつけ麺 六代目けいすけ＠湯島」、「肉そば総本山 神保町けいすけ＠神保町」などのお店を展開。
また、国内だけにとどまらず、シンガポール（2010年3月）やタイ・バンコク（2010年11月）にも出店した。
通算6店舗目となるこのお店のコンセプトは、「NEW OLD STYLE」。直訳は「新旧の様式」。温故知新（昔のスタイルを学び、新しい物事に適応した方法を取る）のような意味合いなのではなかろうか。
これまで、「黒味噌」や「海老」をモチーフにしたラーメンづくりであったが、今回のモチーフは「肉」。
天然醸造の醤油、丼鉢を埋め尽くす150ｇのチャーシュー、際立つ生姜の香り、魚介系不使用の大量の豚肉で取った出汁が特徴。それに合わせるのは、「村上朝日製麺」の熟成中太麺。
お店は、住吉駅Ａ4出口を出て左に行くと交差点に出る。左折して、「四ツ目通り」を東陽町方面へ向かって行くとある。
黒いビニール製の庇（ひさし）と「肉そば」と書かれた大きな提灯が目印。店頭には、「村上朝日製麺」と書かれた木札が置かれている。
道路を挟んで、向かい側から見た「肉そば けいすけ」の全景。
木製の引き戸を開けて入ると、右側に券売機がある。
この券売機は、「カラータッチパネル（音声ガイド付き）」式で、最新のもの。初めて見る機種。
店内は、カウンター10席、座敷12席（4席×3卓）。座敷は奥の方にある。
卓上には、キュウリの漬物、カレーパウダー、ラー油、ギャバンの胡椒、酢、醤油、洗い箸とレンゲ、けいすけ各店のリーフレット等が置かれている。
水は、アルマイト製のやかんに入っている。
調理担当の女性スタッフ1名、ホールと洗い場担当の男性スタッフ2〜3名の体制。ＢＧＭはラジオ。
本日は「半熟味玉入り 肉そば」。出汁の取り方は、「新福菜館＠京都」や「竹岡ラーメン」。生姜を入れるところは、「長岡系ラーメン」と類似している。
それぞれのエッセンスを取り入れて、上手にまとめたのが「けいすけ」流。
丼鉢にプリントされている模様が面白い。双喜文に似せた肉文様。“喜”の文字を2つ並べる代わりに、“肉”の文字を4つ並べた文様。お洒落ъ(^ー^)good。
スープは、大量の豚肉（チャーシュー）とスライスした生姜を出汁にしている。
表面には、3mm程の特製生姜油（ラード）の層があり、その下に見えるのは濃い醤油の色。スープの味は、甘辛ではなく、ビターの方向性。色味ほど味は濃くなく、スッキリとしていて、コクとキレが両立している。
さらし玉葱の微塵切りが、ビターな醤油味に甘みを加えていい感じ。おろし生姜がスープに交わると、爽やかさが増し、パンチ力のある味わいに変化する。
麺は、中太のストレート麺。スープの色に染まっている。スルスルと啜り心地が良く、噛めばポクポクとした食感。分量が200ｇなので、納得のいく量。
具のチャーシューは、肩ロース肉を使用したスライスタイプ。ボイルしたものを秘伝のタレに付け込んだもの。肉の総重量が150ｇと食べ応えがある。しっかりとした肉質で、味付けも程好く美味しい。
メンマは、シャクシャクとした食感。半熟味玉は、味付けは薄めで、黄身がトロトロとした半熟具合。他の具は、カイワレ大根、ナルト。
出汁取りに使った肉をチャーシューとして大量にトッピングするスタイル。
これは、お店側のコスト削減、食べる側においては圧倒的なコストパフォーマンスに繋（つな）がっている。
景気が今一つパッとせず、先行きに安心感が持てないこの時代。“ラーメン二郎ライク”や“肉そばスタイル”を取り入れるお店が増えているのは、このご時世を反映してのものだ。
「肉そば」は、ラーメン職人の生き残りを賭けた一つの知恵でもある。その懐かしくも新しい味わいは、ラーメン界に新たな新風を吹き込む。
【掲載】2011年2月 【行列】0人 【らーめんの王様】★★★★☆